情操教育は何歳から?
情操教育を取り入れる具体的な年齢ですが、個々人で成長するスピードが違うため、一概には言えませんが、目安としては3歳くらいからはじめてみるのがおすすめです。
ただ、3歳の誕生日を迎えたら情操教育を始める、という訳ではなく、あくまでも目安として子供の成長や興味、関心に応じたアプローチが重要になってきます。
3歳になる前の子育てであっても、情操教育の要素が入った接し方をしているので、改まって構える必要はありません。
今までの子育てプラスアルファするという観点で子供に接していくと、子供の心が育っていることを親としても体感し、子育ての楽しさを感じながら接することにつながります。
では、具体的にどのようなことを意識したらいいのでしょうか。家庭でできる情操教育について見ていきましょう。
家庭でできる情操教育
日々の生活のなかには、実は情操教育の教材として使えるものがあふれています。日々の体験を当たり前ではなく、親が意識して取り入れることで、子どもの心の成長に結びつきます。
情操教育には手軽に始められるものも多いので、気軽な気持ちで取り入れてみてはいかがでしょうか。家庭でできる情操教育
絵本の読み聞かせ
絵本には人間以外にも動物や植物などさまざまなキャラクターが登場します。絵本を読み聞かせることで、人間以外の生物に対しても慈しみの心を持てるようになります。
また、絵本には何かしらのメッセージ性が込められていることが多く、その中には世の中の本質を突いたものもあります。幼い頃から本質を見抜く力を身に付けておくと、いざというとき周りに流されず冷静に対処できる子どもに育ちます。
運動・スポーツで体を動かす
週末など時間があるときには、親子でお出かけしてスポーツで体を動かすのもおすすめです。適度な運動は体内リズムを整え、良質な睡眠にも結びつきます。
手軽に親子で始められる運動としては、ジョギングやキャッチボールなど、初期費用が安く抑えられ、場所に困らないスポーツから始めると良いでしょう。
音楽を聞く
音楽にはリズム感や音程、歌詞、楽器など、子どもの感性を刺激するものがたくさん含まれています。ピアノやエレクトーンなどの音楽教室に通うのも効果的ですが、家で動画やDVDを見たり、音楽を聞いたり、一緒に歌ったりするだけでも効果があります。
まずは家で手軽にできる音楽教育から始めてはいかがでしょうか。
一緒にお絵かきをする
外に出かけた後は思い出として、絵を描いてみましょう。子供の想像力と表現する力を養います。
絵は空間認識能力や色彩能力、表現力など子どもの芸術家としてのセンスを育てます。何かを表現することはストレス発散にもなりますし、子どもが書いた絵から、普段子どもが感じている思わぬ事実を発見できるかもしれません。
自然や生き物に触れる
木々の花を見て季節の移り変わりを伝える、公園で見つけた虫に触れて命の大切さを伝えるのも重要な情操教育の一部になります。
ベランダや庭で野菜や花を育て、一緒に収穫し自然の恵みを味わうのは、四季の移り変わりと野菜や花に対しての愛情を培う一石二鳥の活動と言えるでしょう。
情操教育を行うポイントと注意点
すでに誰もが体験しているとも言える情操教育ですが、注意点はあるのでしょうか。
実は、情操教育には親の視点の影響がとても強く出ます。子供に何かを伝えたいと思う親自身の視野が狭くては、情操教育を実践しようにも出遅れてしまい、伝える手法もタイミングを失ってしまいます。
子供の年齢に応じて注意深く観察し、分かりやすい言葉で伝え、同じ場面を共有して一緒に共感する。そして、子供の感情が発せられたときには褒めてあげることです。
子供はお父さんやお母さんから褒められるのが嬉しいので、褒められることが自信と成長につながっていくのです。
まとめ
情操教育は興味があるけど、どうやったら良いのか分からないと思っていた人も、実は身近で誰もが体験しているのが分かると安心するのではないでしょうか。
子育ては親も楽しみながら接するのが一番!
これは子供が興味がありそう、というものをどんどん取り入れてみてください。
参考
情操教育がもたらす効果!子供に身につく4つの力|チャイビ
幼児期から始めたい「情操教育」のポイントとメリット|Gymboree(ジンボリー)
心を豊かにする”情操教育”とは?実践の方法や始める時期について|NAVER まとめ