「算数が苦手」という子供は少なくありません。苦手なままにしてしまうと、「何が分からないのか分からない」という状況に陥りやすいのが算数の特徴です。
1つ1つの積み重ねで次の単元が理解できるようになるので、つまずいてしまうとどんどん分からなくなってしまいます。学年が上がるほど難易度は増してくるので、できれば早い段階で苦手意識をなくしてあげたいもの。
当記事では小学校5年生の算数について、どのような内容を学んでいるのか、つまずいてしまった場合の対策などをまとめました。子供の算数への苦手意識を払拭するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
小学校5年生の算数の授業内容
小学校5年生にもなると、徐々に単元の難易度が上がります。ここでは実際に5年生の子供が学んでいる問題がどのようなものなのかをご紹介します。
小数の掛け算や割り算
- 小数×小数の計算の方法
- 筆算の方法
- 積の大きさ
- 文章題
小学校5年生では、上記の単元について学びます。特に「小数×小数の計算の方法」には分数まで登場します。どのように計算をすれば分かりやすいのかという点が最大のポイントです。
こちらの記事に少数点のある計算の対策方法が詳しく記載されていますので、ぜひご覧ください。
図形の体積や面積
- 直方体と立方体の体積(展開図なども使用)
- 体積と比例
「直方体の体積=たて×横×高さ」「立方体の体積=1 辺×1 辺×1 辺」という方程式をきちんと理解し、文章題などに応用できるかがポイントです。問題の数値をどのように方程式に当てはめるのが正しいのかを理解できていないと、答えを求めることが難しくなります。
単位や割合
- ものの比べ方
- 人口密度
- 割合の求め方
- 百分率と歩合
この単元の特徴は、文章題で解くケースが多いということです。方程式のどの部分にどの数値を当てはめるのか、理屈が分かっていないとまったく違う答えになってしまうので注意が必要です。
整数と分数
- 偶数と奇数
- 倍数と公倍数
- 約数と公約数
- 約分と通分
- 分数の計算
整数の単元は「普段なんとなく分かっていることをきちんと理論的に定めるとこうなる」という考え方を理解するのがポイントです。分数は小数の単元にも利用するものなので、分数から小数への置き換えなども理解する必要があります。
分数の計算方法に関してはこちらの記事が詳しいので、ぜひご覧になってみてください。
多角形や円柱
- 正多角形
- 正多角形の書き方
- 円周と直径
- 角柱と円柱
- 角柱・円柱の面、頂点、辺、高さ
図形の名前や角度、展開図、半径を求める計算問題、立体の定義など、1つだけではなくさまざまな要素から立体を学びます。文章題だけではなく実際に記述する問題もあるので、基本をきちんと理解する必要があります。
図形を理解するには空間認識能力を鍛えることが重要です。こちらの記事で鍛え方に関して詳しく記載されていますので、参考にしてみてください。
変わり方
- ◯や△を使った式
この式を利用して、変わり方を表にするという勉強をします。個数の変わり方だけではなく比例も含まれてくるので、比例とはどのようなものかという点もしっかりと理解することが大切です。