分数の割り算解き方のコツ
理屈は以上のようになりますが、宿題などで計算問題をたくさん解かなくてはならないときは、1つひとつ理屈を考えている暇はありません。ルールを利用して、どんどん解き進めていく必要があります。分数の割り算の決まりは2つです。
割る数を逆数にしてかける
「分数の割り算は割る数を逆数にしてかける」それが今も昔も変わらないルールです。
計算の途中で約分する
次に大切なのは、計算の途中で約分できるものは約分してしまうことです。例えば、10/9÷25/12のような問題を解く場合を考えてみましょう。
解き方
- 割る数を逆数にしてかける
- 約分する
- 分母どうし、分子どうしをかけ算する
最後のかけ算は3×5と2×4となり、九九でできてしまうので簡単です。
では、解き方の②と③を逆にして、分母どうし、分子どうしのかけ算の後に約分するとどうなるでしょうか?
桁が大きくなってしまい、計算もしにくい上、最大公約数もすぐには分かりません。手間がかかる分、間違える可能性も大きくなります。