作文の苦手を克服するには?上手な作文の書き方3ステップを解説! ( 2 )

【作文の書き方】事前準備

作文を書く際には、いきなり書き始めることはご法度です。

まずは「どんなテーマで書くか」「どんな構成で作文にするか」をしっかり固めます。

作文のテーマを考える

作文にはテーマがあります。夏休みなどに募集される作文コンクールでは、すでにテーマが決められていることがほとんどです。こういったものはテーマについて悩む必要はありません。

しかし、「好きなように書いてきてください」といった宿題が出ると悩んでしまう子供は多いのではないでしょうか。テーマを決めるには、抽象的な思考に慣れる必要があるからです。

「夏休みの楽しかったことについて書こうかな」「犬を飼うとしたらどんな犬がいいかについて書きたい」などと、子供の方からポンポンとアイデアが出てくる場合はそこまで心配いりません。しかし、なかなか出てこない場合は、別の方法から攻めてみましょう。

もう迷わない!作文のテーマ選びの方法を知ってスラスラ文章を書こう

作文の構成を考える

思いついた内容を思いついた順番で書いていくだけでは、読み手は話の全容をつかむことができずに混乱します。文芸作品などではそのような書き方もテクニックとして存在しますが、子供の場合はまず基本的な文章構成を身につけていくといいでしょう。

色んな作文に使える構成「起承転結」

日本で最も親しまれている文章構成は「起承転結」です。起・承・転・結の4部構成で、以下のようにまとめます。

構成 盛り込むこと 具体的な内容
導入。結論を最初に言うことも 去年の夏休みに楽しかったことをお話しします。それは、花火大会に行ったことです。
「起」を受けて、話を展開する おばあちゃんの家に泊まりに行くときに、浴衣を持って行きました。なぜなら、夜に花火大会があって出かけることになっていたからです。花火はとてもきれいで、音が大きくてびっくりしました。
ちょっと話題を変えて「結」につなげる とちゅうでお父さんが屋台の焼きそばを買ってきてくれました。お腹が空いていたので焼きそばを食べていたら、1番最後の大きい花火を見逃してしまいました。
結論部分 全部見られなかったのがくやしいので、ご飯はちゃんと食べてから行こうと思いました。また今年も見に行きたいです。

「起承転結」を用いるときに注意したいのは、「転」で話題が大きくそれすぎないようにすることです。あくまでも「花火大会に行って楽しかった」というメインのエピソードに関係する内容を盛り込むようにします。

短い作文の構成には「序破急」

短めにまとめなくてはいけない文章では、「序破急」も用います。こちらは3部構成であることもあり、勢いのある印象を与えます。

構成 盛り込むこと 具体的な内容
導入と一緒に、最初に読者を引き付けるエピソードを盛り込む どーん!と大きな音がしたので、私はびっくりしてしまいました。でも、もっとびっくりしたのは、お父さんが隣で「たまやー!」とさけんだことです。
「起承転結」の「承転」の部分 「花火のときは『たまやー!』って言うんだよ。一緒に言ってみよう。」とお父さんが言いました。でも、にやにやしているので、だまされているんじゃないかと思ってまねできませんでした。
結論部分 2学期になって、先生が「江戸時代に、たまやとかぎやっていう花火がきれいな花火屋さんがあったんだよ。」と教えてくれました。江戸時代の花火屋さんの名前をどうして呼ぶのかなと不思議に思いました。

「破」に「承転」に当たる部分を盛り込む必要があることもあり、1つのエピソードを印象的に取り上げることに向いています。「破」の部分が長くなると間延びした印象になってしまうので気をつけましょう。

作文の構成についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

作文の構成の作り方!メモの活用例についてもご紹介