短期記憶を長期記憶に変換し、記憶力をアップさせる方法
記憶力を上げるためにも、覚えたいことをできるだけ長く覚えておきたいと考える方は多いかと思います。短期記憶を長期記憶に変換するポイントは2つあります。
①エピソード記憶を使う
エピソード記憶は、体験を通じて何かを覚えることです。例えば、遊園地に行ったときのことや、旅行に行ったときのことなどがあります。エピソード記憶は感情がともなうもので、頑張らなくても自然に覚えられることが特徴です。
エピソード記憶については、こちらの記事で解説しています。
②意味記憶をエピソード記憶に変換する
意味記憶は、一般的な知識や歴史的な事実、情報の記憶のことです。例えば、イギリスの首都はロンドンであることや、日本には47都道府県があることなどを示します。
意味記憶の特徴は、頑張らないと覚えられないことと、思い出したくても思い出せないことがあることです。覚えたい事柄を繰り返し勉強することも必要ですが、エピソード記憶に結びつけることが効率的です。例えば、歴史上の人物を身近な人と関連付けて覚える、覚えたての知識を誰かに話すなどをすることで、感情や体験が知識とセットになり、長期記憶しやすくなります。
このように、記憶力をアップすることは、勉強をする上でとても効率的です。勉強中にガムをかむメリットは、記憶力アップ以外にもあります。
意味記憶については、こちらの記事で解説しています。
勉強中にガムをかむことのメリット
勉強中にガムをかむメリットは、大きく分けて3つあります。
①集中力がアップする
勉強を長時間続けていると、少しずつ集中力が落ち、作業効率が落ちてしまいます。勉強中は脳内が絶え間なく稼働しているため、作業時間が長くなるにつれて疲労が蓄積され、脳への血液の循環量が減少してしまうためです。脳を活性化させるためには、ガムをかむことがおすすめです。ガムをかむことで血液を脳に送ることができ、集中力がアップするという研究結果も報告されているようです。
集中力を高める他の方法をこちらの記事で紹介しています。
②ストレスや疲労を軽減する
脳の血液量が増加すると、集中力だけでなくストレスや疲労も軽減できるようです。ガムをかんでいるスポーツ選手をよく見かけますが、その理由もストレスや疲労の軽減のためです。心理学的な研究結果でも、ガムをかむことで不快な反応を軽減できると報告されています。勉強でのストレスや疲労軽減のためにも、ガムをかむことは効果があるといえるでしょう。
子供のストレスチェエクについて、こちらの記事で紹介しています。
③眠気をおさえる
勉強以外でも、仕事中や運転中に眠くなったときにガムをかむ人もいるかもしれません。ガムをかむ際、あごが動かすことで脳細胞の活性化を促進し、脳の覚醒をサポートする効果があるようです。勉強をしていて眠くなったときに、ガムをかむことで眠気を防止できるでしょう。