反抗期の子供とは?特徴や始まる時期・男女別の対応方法をご紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

反抗期に入ると、どんな変化が起こる?

それでは、実際に反抗期が訪れると子供にはどのような変化が起こるのでしょうか。今回は反抗期に起こる変化を3つのカテゴリーに分類し、それぞれの具体例をご紹介します。

態度の変化

反抗期に入ると、態度に変化が現れる子供がいます。例えば目を合わせて話さなくなったり、返事がそっけなくなったりなど、親と距離をとろうとする行動が見られる子供もいるでしょう。

そのほか、自分の部屋を持つ子供の場合は部屋にこもりがちになったり、できるだけ家族との接触を避けようとしたりする傾向がある子供もいます。全員に共通した態度は見られませんが、できる限り自分を縛るようなものを遠ざけようとしている可能性があります。

言葉使いの変化

反抗期は心身の成長が著しい時期であり、自分の体の成長に心が追いつかない子供もおり、気持ちが不安定になっています。不安やイラつきから、言葉遣いに変化が現れることもあります。

大人であっても不快な気分がしばらく続いてしまえば、日頃使用しないような言葉がポロっと出てしまうこともあります。大人でさえこうなのですから、特に第二反抗期は思春期でもあるため、精神面が落ち着かず、そのイライラを発散するために乱暴な言葉を使ってしまう子供もいるでしょう。

身の回りの変化

反抗期の期間は自分の意志を尊重しようとし、これまでとは違った環境に身を置こうとする子供もいます。例えば、これまでとは異なるような服装をしてみたり、自分が良いと思う格好であれば周囲から反対されても試みようとしたりする子供もいるでしょう。

心が安定しない期間のため、中には部屋を散らかしてしまうような子供もいます。今まで好んでいたものの中にも、なんとなく疎ましく感じてしまうものが出てくることもあり、それらを大切にしようという気持ちが薄れてしまう可能性があるでしょう。

反抗期は2回訪れる?

実は、子供の反抗期は第1反抗期と第2反抗期の2回訪れると言われています。

「え……大変と言われる反抗期が2回も……」と思われるかもしれませんが、2つの反抗期は子供の成長においてとても大切な期間です。

第1反抗期は、一般的に「イヤイヤ期」と呼ばれ、2歳〜5歳くらいに訪れる反抗期です。第2反抗期は、12歳〜18歳くらいの思春期に訪れ、「反抗期」と言うと一般的には2回目の反抗期を指します。

第1反抗期(イヤイヤ期:2歳〜5歳)

第1反抗期は別名イヤイヤ期とも言われ、何もするにも「イヤイヤ!」と言って、親の言うことを聞こうとしなくなる時期です。

言うことをまったく聞かない子供と四六時中一緒にいるのは疲れるかと思いますが、あまり感情的にならず、大人の対応で切り抜けると良いでしょう。

第1反抗期を迎えた子供の特徴と対応方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

どんな反抗をする?5歳の子供の反抗期の特徴とNG対応

第2反抗期(思春期:12歳〜18歳)

第2反抗期は思春期に訪れる反抗期です。ちょうど肉体が子供から大人に急激に成長する時期で、体のホルモンバランスが崩れやすいことも原因とされています。

第2反抗期は小学生高学年〜高校生と幅広い年齢で起きるとされ、適切に対応しないとその後の親子関係に支障をきたしてしまう危険性もあります。

中学生の反抗期

中学生は思春期が始まりたての子供も多く、また「ワル」がかっこいいと言う価値観が形成しやすいことから、問題行動を起こしやすいと言われています。

ほどほどの問題行動なら経験になるかもしれませんが、取り返しのつかない問題行動はしないように、親としてサポートしてあげましょう。

中学生の反抗期への対応方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

【反抗期の中学生】思春期に起こる問題行動とその理由

高校生の反抗期

高校生の反抗期は中学生のときとは少し違い、自分の思っていることややりたいことが認められず、「否定される」ことがきっかけとなって反抗することが多くなります。

すべて子供の言うとおりに任せるのは危険かもしれませんが、子供が何かしたいと言ったときには頭ごなしに否定せず、まずは理由を聞いて見てあげると良いでしょう。

高校生の反抗期への対応方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

【みんなの対応策!】反抗期の高校生への接し方5つのポイント