反抗期の内容は、人によって異なり、実際にどのような変化が子供に起こるのか、不安に思っている親もいるでしょう。この記事では反抗期に起きるサインや反抗期の時に、どのような変化が起こるのか、そして親がどのように対応すれば良いのかについてご紹介します。
もくじ
反抗期とは?
人間には第一反抗期と第二反抗期の2回の反抗期が訪れると言われています。第一反抗期はイヤイヤ期という表現が用いられることもあり、何かにつけて反抗したくなるような時期を指します。
それに対して、第二反抗期は小学校高学年から中学生にかけて訪れ、心の動きが非常に敏感になっています。いずれ訪れると分かってはいても、いざ反抗期に入るとどんなことが起こるのか、どう接すれば良いのか悩んでしまう親はたくさんいます。
なぜ反抗期が訪れるの?
可能であれば衝突をせずに仲良く過ごしたいと願っている親も多いでしょう。それではなぜ反抗期が訪れるのでしょうか。
反抗期を迎える時期は子供の自我が成長し、より自分の意見を意識した行動をとろうとする時期でもあります。つまり、自分の意見を主張する力が伸びようとしている時期である可能性があります。そのため、物事について自分の意見を伝える力を育んだり、自分がどう行動したいかを考えるなど、実行力を育てるために反抗期が訪れると考えることができます。
いつからいつまで続く?
反抗期は、必ずこの時期に訪れるという決まった期間はありません。個人差が大きいため、周りの友達には反抗期が来たけれど、わが子には来ていないなどの状況も起こりうるでしょう。
一般的には第一反抗期は2歳半前後から、第二反抗期は12歳前後から訪れる子供が多いと言われています。継続期間や始まり、終わりの明確な合図等もないため、親子共々心の安定しづらい時期が一定期間続くことになるでしょう。
反抗期がいつからいつまで続くのかなど、時期や期間についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
反抗期がない子供もいる
親子を悩ませる反抗期ですが、必ずしもすべての子供に訪れるというわけではありません。
2016年に明治安田生活福祉研究所が行った「親子の関係についての意識と実態」に関する調査では、親世代と子世代それぞれに自身の反抗期の有無について尋ねたところ、「反抗期と思える時期はなかった」と答えている人は、親世代では男女共に3割に満たなかったのに対し、子世代では男性が42.6%、女性が35.6%で約4割であったようです。
このことから、まずどの世代でも、反抗期が訪れない子は一定数いることが伺いしれますし、さらに、現代のほうが、反抗期になる子供たちが少なくなってきている可能性が考えられます。ただ、この「反抗期がない」というのはあくまで本人の自覚による報告であるため、親から見れば反抗的な態度になっていた場合もあります。
反抗期がない子供についてはこちらの記事で詳しく解説しています。