大学受験をどう攻略する?おすすめの勉強法
受験勉強は時間との勝負です。限られた時間の中でゴール、すなわち合格ラインまで到達しなければなりません。そのためには、効率良く勉強することが大切です。
自分に合った問題集を見つけることができたら、問題集を上手に使って効率良く学習をしましょう。
参考書を熟読するより問題を解くこと!
まずは、参考書を使って勉強するか、問題集を使って勉強するべきかを考えましょう。参考書は「分からないところを分かるようにする手引書」としては必要なものですが、参考書をいくら熟読しても入試問題を解くには時間がかかります。
なぜなら、参考書は解法や解説が中心であり、基礎的な問題が多いからです。実際に入試に出てくる問題形式ではないのです。それに対して、問題集は過去の入試問題を研究した問題や過去問がそのまま使われることもあります。つまり、問題集は実戦的なのです。
効率的に学習を進めるには、「参考書はあくまで参考」として理解をサポートするために利用するのがおすすめです。問題集をメインに学習を進めつつ、分からないところは教科書や参考書でカバーするやり方が、効率的でおすすめの学習方法です。
ただし、数学を授業で勉強していない人や数学が苦手な人は、先に初心者向けの参考書を手に取ることをおすすめします。この場合でも、熟読して完全に理解する必要はなく、一度読み終わったら問題集に取り組むことをおすすめします。
模試を利用して苦手を把握する!
模試を有効に利用することも大事です。目指しているゴールとの現在地との距離を測るために、模試は有効な手段です。
最初のうちは模試の合否判定を気にする必要はありません。どの分野が分かっていて、どの分野が分かっていないのかを確認するために使いましょう。合否判定を意識し始めるのは入試が迫った冬以降で十分です。
わかっていない分野が明確になったら、そこを重点的に意識して学習することができます。そうすることで、効率良く得点アップを狙うことができます。
模試にもさまざまな種類があるので、自分に合った模試を選んで受験しましょう。例えば、河合塾が実施している全国統一模試は年間約280万人が受験する規模が最も大きな模試で、力試しには最適です。また、難関大学を目指している人向けの難易度が高い模試が「駿台模試」です。代々木ゼミナールが11月に実施しているセンタープレテストは、センター試験対策の模試としては欠かすことができないでしょう。
できるようになるまでは同じ問題集を繰り返す!
模試で理解していない分野や苦手分野を把握したら、できるようになるまで徹底的に1つの問題集を繰り返しましょう。
問題集や参考書によって、レベルが異なります。いろいろな問題をこなして多くの解法を知っていることは大切ですが、1つの問題集ができていないのにレベルの高い問題集や違う問題集に手を出すのは非効率です。
自分に合った問題集を見つけたら、まずはその問題集で分からない問題をなくすようにしましょう。もう分からない問題がないというレベルに到達したら、レベルの高い問題集に進むことをおすすめします。そうすれば、レベルの高い問題集を解いたときに「半分以上分からなくて手をつけられない」という状況は防ぐことができルでしょう。
じっくりと考えて問題を解くことも大切ですが、問題のパターンと解法パターンを覚えて、多くの問題で使えるようにすることが大学受験の数学では大切。パターンを覚えるためには、できるようになるまで繰り返すことが一番の近道になるでしょう。
まとめ
数学はレベル、目的などに応じて、実に多くの参考書や問題集が発売されています。まずは現在のレベルを把握し、子供に合ったものを見つけることがポイントです。少しでも効率的に勉強するために、動画などのコンテンツを利用することもおすすめします。大学受験を乗り切るために、最適な参考書をぜひ見つけてください。
参考
数学I|NHK高校講座
ベーシック数学|NHK高校講座
YouTube 授業動画 高校数学が苦手な人のためのYouTube授業動画「超わかる!高校数学」|YouTube
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