基礎レベルの数学参考書5選
数学を基礎から勉強したい、もう一度基礎固めをしたいという人におすすめの参考書を3冊ご紹介します。
高校これでわかる数学
高校の教科書をわかりやすく解説したような参考書で、数学勉強の入門書としておすすめの一冊です。分野ごとに数学Ⅰ+A、数学Ⅱ+B、数学Ⅲの3冊にわかれています。
教科書だけではやる気が出ない人や、公式は覚えているけど使い方がよくわかっていないという人は、「高校これでわかる数学」を使うことで、基礎的な問題が解けるようになっていきます。
なぜなら、この参考書はオールカラーでレイアウトが見やすく工夫されており、教科書の内容が頭に入りやすいです。また、問題と解答解説を中心に学習を進める構成になっているので、問題を解く力もつきます。
ただし、オールカラーが苦手という人は、カラフル過ぎて読みにくい場合がありますので、一度書店で内容を確認することをおすすめします。
チャート式基礎と演習数学1+A
通称白チャート。とにかく数学が苦手という人、初歩的な問題でも間違えることがあるという人におすすめです。詳しい解説が特徴で、基礎からしっかりと学ぶことができます。チャート式になっているので、徐々にレベルアップをしていくことが可能なシリーズ。入試の数学を一から勉強したい人や数学の偏差値が50以下の人に挑戦してほしい問題集です。
数学が面白いほどわかるシリーズ
N予備校講師の坂田アキラ先生、東進ハイスクール講師の志田昌先生、駿台予備校講師の佐々木隆宏先生が執筆している分野ごとにシリーズです。
各分野ごとに分かれており、自分の苦手な分野の参考書を選ぶことができます。特に、坂田アキラ先生が執筆しているシリーズは、入門レベルの問題から丁寧にわかりやすく解説されています。
また、どの参考書も講義の様な語り口調で書かれているので、とっつきやすいのが特徴です。参考書をもとに学習を進めれば、入試の問題を解けるレベルにまで引き上げることができます。
数学の学習を一通りやってみて、明らかにわからない・苦手な分野がある人は一度手に取ってみることをおすすめします。数学基礎問題精講との併用すると、数学の基礎を網羅しやすいです。
数学基礎問題精講
数学基礎問題精講は、数学ⅠAと数学ⅡBと数学Ⅲの3冊に分かれています。この参考書の最大の特徴は、オーソドックスな例題と演習問題がバランスよくあり、単元ごとでレイアウトが見やすい点にあります。
基本的なレイアウトは、左ページに例題があり、それに対する精講(解説)と解答があります。右ページには、その単元のポイントと演習問題が載っています。
まず基礎を固めたい人は、例題を一通りこなしてから、数学の全範囲を網羅することができます。センターレベルの問題を解きたいという場合は、演習問題を先に解いて、わからないかったところは例題をやるという方法もあります。
問題数は、1冊あたり例題が150前後と多くありませんが、受験までに時間が無く短い時間で基礎を固めたいという人にはおすすめです。
やさしい高校数学
定期試験やセンター試験レベルで数学を理解できるように編集された参考書になっています。標準的な問題を扱って、会話型の解説で丁寧に解説してくれています。中学数学のおさらいも載っているので、高校数学の基礎をかためたい方におすすめの良書です。