法学部の志望理由はどう書く?書き方のコツを例文付きで解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


Warning: Undefined variable $beforeIndex in /home/sekaisha/cocoiro.me/public_html/wp-content/themes/cocoirocareer/functions.php on line 1003

法学部は、長年に渡って大学受験での人気学部の1つです。ところが、AO入試や推薦入試の際、いざ志望理由を考えるとなると、なかなか難しいと思われる人も多いのではないでしょうか。今回は、法学部では、どんなことを学べるのか?どんな資格を取得できるのか?法学部の魅力と志望理由の書き方のポイントとテクニック、例文をご紹介します。

法学部の志望理由の書き方

法学部の志望理由書は、抽象的な表現ではなく、具体的な数値や実体験を交えて書くと志望理由がより伝わりやすい内容になります。

特に推薦入試やAO入試の場合は、志望理由の項目を800~1,000字程度で書くように指定されていることがほとんどです。字数が多い場合は、小論文的に世の中の事象に対しての自分の考えや意見を盛り込むと、入学後どんな研究テーマで学生が勉強していきたいのかということが伝わります。面接官の心に響く志望理由にするためには、具体性を盛り込みましょう。

法学部の志望理由を考える

志望理由を考える際には、「自己分析」と「志望大学についての学校分析」、そして「学んだことを将来どう生かしていくか」という3つのポイントを押さえましょう。

なぜ法学部を目指すのか


「なぜ法学部を志望しているのか」について考えたことはありますか? 志望理由の核になる部分です。まずは、自己分析が必要です。

「どんなきっかけで法学部に興味を持つようになったのか」を掘り起こしてみましょう。
どんな些細なきっかけでも大丈夫です。起承転結の「起」になる部分です。志望理由もストーリー化すると読みやすいものになります。

例えば、「テレビで弁護士が問題解決のために、回答しているのが格好良かった」というのがきっかけだったとします。これだけでは動機としては弱いです。

その弁護士はどんな内容のことを話していたのか、その内容のどの部分に惹かれたのかを具体的にしましょう。弁護士という職業に興味を持った後、どんなことを調べたのか、資格取得のためにどのような勉強をしていきたいか、弁護士としてどんな問題を解決していきたいのかなど、より具体的な例えがあると伝わりやすくなります。

なぜその大学、学科なのか

学校案内やパンフレットをしっかり読み込みましょう。オープンキャンパスに行って、実際に先輩の話を聞くことも有効です。

大学側は、「建学精神」や「アドミッション・ポリシー」などに「どんな人材が欲しいのか、どんな人材に育成していきたいか」という学生像を必ず記載しています。入学者の志望理由がこの内容にマッチしていることを示す必要があります。

例えば、明治大学法学部では求める学生像を以下のように公表しています。

1 自律心を持ち、自ら学ぶ意欲のある者
2 社会への興味関心を持ち、広い視野から事象を探求する意欲のある者
3 他者への寛容な精神を持ち、他者との共生を目指すことができる者
4 物事を論理的に考えることができる者
5 異文化交流について理解のある者

(引用元:法学部入学者の受入方針(アドミッション・ポリシー)|明治大学

在学中にどんな分野・内容の研究をしていきたいかを吟味して、大学側が求める学生像を志望理由の中に盛り込みましょう。

学んだことを将来どう生かすか

志望理由には、大学卒業後のキャリアプランを明確にすることも必要です。大学入学後にどんなことを学びたいかに重点を置いて志望理由を書いてしまうことが多いですが、大学卒業後の将来の進路が見えていると志望理由にも説得力が生まれます。「どんなことを学びたいのか」から「どう将来に生かしていきたいか」という発展形も考えてみてください。

法学部の就職先や卒業後の進路についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

法学部の就職先はどこ?卒業後の進路や法学部の有名大学も紹介

志望理由の書き方ポイント

「起承転結」を意識して、ポイントを絞った志望理由にしましょう。いろいろな要素を盛り込みすぎると志望理由の内容が複雑になり、面接官に伝わりにくいものになってしまいます。

  • 起:法学部に興味を持ったきっかけ
  • 承:興味を持ったきっかけの理由
  • 転:なぜその大学、学科なのか
  • 結:大学卒業後の進路希望

入学願書の志望理由記入欄で1,000字以上の指定がある場合は、「興味を持ったきっかけ」に絡めて問題提起を盛り込み、その問題解決をするための勉強を法学部でしていきたいという内容にすると具体的な志望理由を構成しやすいでしょう。

志望理由の書き方テクニック

志望理由の書き方にも気をつけましょう。

  • 誤字脱字に注意。
  • 話し言葉、ら抜き言葉、さ入れ言葉に注意。
  • 「~です・~ます」「~だ・~である」文末表現を統一。
  • ひとつの文にひとつの内容を盛り込む。
  • 主語は「私」「貴学」「父、母、祖父、祖母」などで表記する。

(引用元:「志望理由書」の書き方|進学ナビ

基礎的な点に注意して、読みやすい志望理由書を目指しましょう。

志望理由例文紹介

実際に法学部に入学した先輩の志望理由の例文をご紹介します。志望理由もオリジナリティが大切です。型にはまったものではなく、自分なりの志望理由として、思いや考えを伝えられる内容にしましょう。

志望理由例文パターン1

祖父が老人ホームに入所するための手続きをしようとした際に、たらい回しにされてしまった出来事がきっかけです。こういった問題を解決し、地域の役に立ちたいという思いから、行政を行う公務員を目指すことを決め、法学部を志望しました。武蔵野大学の法律学科に決めた理由は、大学案内のパンフレットを読み、公務員の育成に適したカリキュラムが充実していると感じたからです。(武蔵野大学法学部 栗田康平)

(引用元:先輩たちの合格体験談|武蔵野大学

志望理由例文パターン2

私は小さい時から消防士になりたいと思っていました。消防士をしている叔父に進路を相談したところ、「消防法を扱うので法律の基礎を学んできた方が良い」と言われ、法学部を志望しました。さらに、公務員である消防士は、法律だけではなく、政策等も学んでおいた方が良いだろうと考え、法学部の中でも特に幅広い分野を学ぶことができる総合政策学科を選びました。(獨協大学法学部総合政策学科4年)

(引用元:在校生からの言葉|獨協大学

法学部の試験対策やおすすめの参考書はこちらの記事で詳しく紹介しています。

法学部へ編入するメリットとは?試験対策やおすすめの参考書を紹介