法学部へ編入するメリットとは?試験対策やおすすめの参考書を紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

大学の学部の1つに、「法学部」があります。法学部とは、法や法律について学び、社会秩序の在り方について研究する学部です。法学部が設置されている大学はたくさんありますが、中には3年次編入学など、他大学への編入を希望する学生もいるといいます。今回は、法学部へ編入するメリットや、編入の際の試験対策についてのおすすめ方法などについてご紹介します。

法学部の編入について

大学生活を送る中で、他大学への編入を考える学生もいるといいます。編入とは、例えばA大学で2年次まで学び、3年次からは別のB大学で学ぶことをいいます。経済学部から法学部へ編入する場合もあれば、文系学部から理系学部に編入することも可能です。

法学部というと、法律や法学など、専門的な知識を習得することができるため、編入することで就職が有利になる可能性もあるといいます。まずは、そもそも法学部ではどんなことを学ぶのか、そして編入することのメリットについてご紹介します。

そもそも、法学部は何を学ぶところ?

法学部では、具体的にどのようなことを学ぶのでしょうか。法学部といっても、大学によって学科の内容が異なり、学ぶ内容も異なります。例えば、法学部を設置している慶應義塾大学には法律学科と政治学科があり、学部の概要は以下のようになっています。

慶應義塾大学法学部は、法律を専門に学ぶ法律学科と、政治を専門に学ぶ政治学科の二つの学科にわかれています。法律と政治はそれぞれ連携して社会を形作っています。法律学科では法律を中心に政治も学び、政治学科では政治を中心に法律も学びます。また、社会のルールを作るには、法律・政治のことだけがわかっていればいいわけではありません。歴史などを学ぶ人文科学、科学技術などを理解する自然科学、そして、世界で活躍するには外国語の習得も必要です。これらの科目を有機的に結び付けて、法学部では、インターナショナルな舞台で活躍できる「スペシャリスト」兼「ジェネラリスト」を育成します。

(引用元:法学部の概要|慶應義塾大学 法学部

法学部でも大学の学科によっては学ぶ内容が異なることから、「自分の興味のある分野をもっと追求したい」という方は、他大学へ編入することで、法学についての知識を深めることが可能になります。

編入するメリットは?

法学部へ編入することのメリットは、何があるのでしょうか。全く違う学部で学んでいた場合は法学部へ編入することで、法学部の卒業資格を得ることができますし、編入先の大学によっては就職にも有利になる可能性があるといいます。

法学部編入のメリットは大きく分けると、より偏差値や知名度の高い大学へ進学できるという点と、法学や政治学を学ぶことで将来の進路や就職先などの選択肢を広げることができるという2つがあります。

憧れの大学へ入学できる可能性も

大学受験の際に憧れの大学への進学を諦めた方は、編入することで大学受験のリベンジをすることが可能になります。「今の大学では就職活動が不安だ」という方は、編入をすることで将来の選択肢の幅を広げることができるでしょう。編入のためには試験を受ける必要がありますが、偏差値や知名度の高い大学へ進学できる可能性は十分にあります。大学によっては3年次からではなく、2年次から編入できるケースもあるので、試験対策を行い、編入試験を受けることで早く希望の大学で学ぶことができます。

就職にも有利に?

法学部と聞くと、「法律家になる人が行く学部」というイメージがあるかもしれませんが、卒業生の就職先は法律関係だけではありません。国家公務員や地方公務員、独立行政法人の職員、一般企業の会社員など、法学部で論理的思考や法について学んだ学生は、さまざまな業界で活躍することができます。

テレビ・新聞・雑誌などのマスコミやジャーナリズム系へ就職する学生はもちろん、銀行などの金融機関へ就職する学生も多くいます。法学部で学んだ経験が就職の際に評価され、企業から声がかかることもあるといいます。法律家になるために法科大学院へ進学する学生もいますが、法学部は比較的就職にも有利になることが多く、人気の学部となっています。