子供を叩く親はどういう心理状態?衝動を抑える3つの方法 - cocoiro(ココイロ)

子供を叩く親はどういう心理状態?衝動を抑える方法とは?

親が子供を叩くシチュエーションや理由は様々です。当記事では、子供を叩いてしまって後悔している方に向けて、親が子どもを叩いてしまうときの心理状態や、叩いてしまったときのフォロー対応、子どもを叩かないように自分の感情をコントロールするコツについてご紹介します。

子供を叩く親の心理・理由

子供を叩く親の心理・理由

子供が危険に関わる行動をした

子供は親が想像できないような行動を取ることがあります。それが子供や家族にとっての危険に関わるような状況だったとき、思わず叩いてしまう…これも仕方ないことです。

子供には悪気がなくても、事の重大さを理解できないので軽い気持ちで危険に関わるようなことをしてしまうことがあります。しかし悪気は無いとしても、それが最悪命に関わるようなことだったら親も見て見ぬフリはできません。このときとっさに叩いてしまうのも珍しいことではありません。

自分がイライラしている・疲れている

子供を叩く親の言い分として1番多いのが、疲れがたまっていてイライラしているからというものです。子育ては想像以上に大変です。特に女性の多くは家事と育児を両立させないといけませんし、ここに仕事が加われば1日中休みなく動かないといけません。仕方ないとわかっていても、疲れているときに子供が言うことを聞かないと、イライラしてしまう事もあるでしょう。

疲れがたまっていると心身ともに消耗しますので、ささいなことでもイライラしやすくなります。こういうとき夫のフォローがあるとだいぶ気持ちが楽になるのですが、夫が子育てに積極的に参加しないと余計イライラが募ってしまいます。

子どもに対するイライラへの対処法は以下の記事で解説しています。

客観視が子育てのカギ!イライラしない子育てには日記が効果的

何度言っても言うことを聞かない

子供も成長とともに自我が芽生えてきますので、親の言うことを聞かないことも増えてきます。親の気を引きたくてわざと反抗することもあれば、子どもがイヤイヤ期の場合は何を言っても言うことを聞きません。

親も子供の状況をわかっているとはいえ、あまりにも言うことを聞かないとイライラしてしまいます。言うことを聞かないだけならまだいいのですが、反抗的な態度に加えやるべきことをしないとか、絶対にやってはいけないことをしたとき、イライラが頂点に達して思わず子供を叩いてしまうのです。

イヤイヤ期の子どもへの対応については以下の記事で解説しています。

【イヤイヤ期】遂に到来!イヤイヤ期に起こる変化〜対処法までご紹介

しつけと思っている

子供を叩くのはしつけとして必要と考える人もいます。こういう場合、親自身が叩かれて育っていることが多いです。それを正しいと思ってやっているので、子供が言うことを聞かないと叩くのが普通なのです。子育ての方針や考え方については、各家庭で違いはあります。昔は叩くことも必要と考える傾向が強かったのも否めませんが、今は親でも子供を叩くと虐待と言われる時代です。

どういう気持ちで同位の力で叩くかにもよりますが、しつけのつもりで子供を叩き大けがをさせてしまったり、最悪命を落としたりとニュースになるようなケースもあります。この場合多くは叩くしつけを必要と考えていて、自分は正しいことをしているという考えなのです。

しつけについては以下の記事で解説しています。

「しつけ」の由来と子どもにとって必要な「しつけ」