食べ物を使った自由研究のテーマを科目別・学年別にご紹介 - cocoiro(ココイロ)

夏休みの自由研究で食べ物にまつわるテーマを取り入れた調べ学習をしてみてはいかがでしょうか。学校の食べ物にまつわる学習は、生活科・理科・社会・家庭科で行われます。

この記事では文部科学省の学習指導要領を参考に、学年別におすすめの食べ物を使った自由研究をご紹介します。食べ物を身近に感じることで、食事への苦手意識が変わる場合もありますので、食への関心が薄いお子さんにもぜひ取り組んでいただきたいと思います。

自由研究の5つのポイント

自由研究を行うときは、以下の5つの点を書くことが大切です。

目的:自由研究のテーマに選んだ理由

方法:調べたネットのサイト名、訪れた資料館や図書館、取材した人など

結果:調べた結果

考察:結果から考えられる独自の視点

感想:研究を終えて思ったこと

なかでも一番重要なのは「考察」です。研究をする前には分からなかったことが、研究することで分かったという変化を捉えて書きましょう。変化しなかった場合は、「思っていたとおりだった」という意見でも構いません。

また、「感想」については、感情のプラスマイナス関係なく、思ったとおりのことを書くようにしましょう。

参考

夏休みの自由研究の書き方、まとめ方のツボ!私が書いたレポートはこれ!|気まぐれトレンド

では、以下では自由研究の目的・方法について解説します。

小学校1・2年生向け

小学1・2年生は生活科という科目で、理科や社会を網羅的に学習します。

生活科の学習に沿った自由研究

文部科学省が定める小学校学習指導要領には、小学校1・2年生の生活科の学習について以下のように記載されています。

生活科は,児童が身近な環境と直接かかわる活動や体験を楽しむことを大切にしており,

これらを十分に行う必要がある。そうした中で,熱中し没頭したこと,思わぬ発見をした

こと,成功したことなどの喜びを味わうとともに,直接体験を通して実感的な分かり方が

できるようにすることを大切にしている。

(引用元:小学校学習指導要領解説 生活編(平成20年6月)|文部科学省,P20

つまり、身の回りにある自然に触れて発見したことや変化することを、実感して理解することを目的としています。そのため、食べ物を使った自由研究では、触って見て実感できる実験や観察がおすすめです。

【実験】甘いトマトを見分けよう

<目的>

トマトの重さと甘さには関係があるかどうかを実験します。

<方法>

  1. 水の中に徐々に砂糖を入れて、水よりも比重を大きくします。
  2. 比重が重くなると浮力が増し、水中の物が浮くという性質があるため、砂糖を入れ進めていくうちに水面に浮いてくるトマトは軽い、沈んだままのトマトは重いということになります。
  3. 重さ別にトマトを分けて、食べ比べをし、トマトの味見をします。

参考

【15分で自由研究♪】甘〜い「ミニトマト」を見分けられるかな?|cookpad自由研究

食塩水の中でものが浮きやすいのはなぜ|学研教育情報資料センター

【観察】いろんな野菜や果物の種を比べてみよう

<目的>

野菜や果物の種を比べて、特徴的な違いや共通点を観察します。

<方法>

  1. 野菜や果物を切って種を取り出します。このとき同じ種類の野菜や果物を比較できるようにしておきましょう。
  2. 種を洗って、キッチンペーパーで水をふきましょう。
  3. 色・形・大きさ・中身の位置・種の数・そのほか気づいたことをメモしていきます。

参考

野菜や果物の種を比べてみよう!|cookpad自由研究

この種なんの種|植物生産工学 星研究所