ダンス
平成24年度から中学校での必修科目にもなった「ダンス」。その人気は高く、習い事としてダンスを選ぶ子供は以前と比べ非常に多くなっています。ダンスといってもその種類はさまざまで「ヒップホップ」「ジャズ」「フラダンス」などがあります。「バレエ」もダンスの1つですが、姿勢やリズムのとり方といった基本の動きは全く違います。そのため、バレエから他のダンスへの転向は簡単というわけではないため、どういった特徴があるのかを把握した上で、どのダンスをやるべきか検討するのが良いでしょう。
ダンスのメリット
- リズム感を鍛えられる
リズムに合わせて全身で踊るので、運動をする基礎体力・リズム感が身につきます。さまざまな動きをすることで体の柔軟性も高まります。とりわけヒップホップダンスでは、アップ、ダウン、前ノリ、後ろノリと呼ばれる4つのリズムの乗り方があるため、リズム感を鍛えるには最適と言えるでしょう。
- 趣味として続けていきやすい
習い事の多くは、年齢が上がると共に辞めてしまうことが多いですが、ダンスは大人になっても人気が衰えません。中高生以上では、スクールを辞めたとしても、趣味としてグループで活動することも珍しくありません。全員の力を合せて1つの舞台が完成するので、ダンスを通して一生涯付き合っていける友人も見つかるかもしれません。
プログラミング
2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されることもあり、習い事としてのプログラミングが注目を集めています。プログラミング教育とは、コンピュータを動かす「プログラム」を学ぶことを通じて、論理的思考力、問題解決能力、創造性などを伸ばしていこうとする教育です。これは、コンピューターのプログラマーになるためだけの教育ではなく、文章の読み書きや計算といった、子供のうちに身につけるべき基礎的な能力・学力という位置付けで捉えられています。子供向けプログラミング教室の数もどんどん増えており、扱う内容もさまざまなので、子供と一緒に見学に行ってみても良さそうです。
プログラミングのメリット
- 論理的思考力、問題解決能力、創造力が身につく
コンピューターを動かすためは、最初にコンピューターに何をさせたいかを明確にし、どういった動作がどのような順番で必要か考え、それを記述したプログラムを作り、実行してコンピューターの動きを確認する、という作業を繰り返すことになります。意図したとおりに動かなければ、プログラムの問題点を見つけて修正する必要もあります。こうした活動がこどの論理的思考力や問題解決能力を育てるのに効果的なのです。また、コンピューターは、人間のすることを代替するだけでなく、今まで存在しなかった商品やサービスを生み出す手段にもなります。子供が自分のアイデアをプログラミングで表現し、世の中へ発信し、ユーザーとコミュニケーションすることでさらに新しいアイデアを膨らませたり、他の人が作ったプログラムと連携させて思いもよらない感動を得たりと、子供の創造性を高める可能性も大いに秘めています。
- グローバル人材に重要な能力を育む
前述のように、プログラミング教育は、将来のプログラマーを育成することだけが目的ではありません。しかし、ITが私たちの身の回りのあらゆる領域で重要性を増す中で、プログラミングを通じて各種の装置やサービスの仕組みを知っておくことは、世の中の仕組みを知り新たな仕組みを創造していくうえでも役立ちます。グローバル化への対応として英語教育の必要性が叫ばれていますが、プログラミングもまた、グローバル人材の重要な能力になると考えられています。
まとめ:子供の好奇心を育むような習い事を!
子供の興味は、3歳ころから徐々に芽生え始めると言われています。そのため、幼稚園や保育園に通い始める幼児期に習い事をすることは、子供の興味、好奇心を育む上でも大変効果的でしょう。もしかしたら、将来につながる思わぬ才能を発見!という可能性も考えられます。ぜひ親子で体験して、素敵な習い事に出会ってみてはいかがでしょうか。