電力会社が電気料金の基礎にする「契約アンペア」を知ろう
電気料金は「契約アンペア」を基に決められている
ではDCモーターの扇風機を使い微風運転を多用すれば電気代を節約できるのかといえば、そういう単純な話でもありません。なぜなら電力会社の請求する電気料金は、「契約アンペア」を基準に一定の幅を持たせた区分で、基本料金が決められているからです。電気料金を下げるには、契約アンペアを下げて基本料金を低いプランにするのが近道です。
参考
契約アンペアとは何?その計算方法
契約アンペアの数字は、家庭で同時に使える電気のトータル量を示しています。そのアンペア数を越える量を同時に使うと、ブレーカーが落ちて停電するという訳です。
例えば、下のような消費電力の家電を同時に使う家庭では、消費電力の合計は4,270Wになります。
(参照元:ご家庭のアンペアチェック|東北電力)
一般家庭用の電圧は100Vなので、上で見た電流(A)を求める式に当てはめると
電流=4,270W÷100V=42.7A |
このようになります。この場合は、50Aが適した契約アンペアの目安となります。
契約アンペアを下げる方法
消費電力の小さい家電に変えたり同時に使う家電の数を減らしたりして、一度に使う電気のトータル量を抑えることができたら、契約アンペアを下げたプランに切り替えると、基本料金を安くすることができます。
契約アンペアを下げるには、家庭の分電盤のアンペアブレーカーを取り替えたり、スマートメーターの設定を変更したりする必要があります。契約中の電力会社に連絡しましょう。
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