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準備:ピアノを弾くために必要な体の動きを身につけよう
まずはピアノを弾くために必要な動きを2ヶ月くらいかけて身につけさせます。ピアノを弾くために必要な体の動きとは次のような動きです。
- 右手と左手の区別がつく。
- 自分の意思で手と指を動かしたり、力を入れたり抜いたりする。
- 指を丸くし、手首を柔らかく鍵盤に置く形を覚える。
木村さんが体を動かす練習に取り入れた教本が『プレピアノランド(1)はじめてピアノを弾く前に』(音楽之友社)です。
歌う・動く・見る・聴くという、音楽演奏に必要な能力を伸ばし、3歳という低年齢の子供が楽しくレッスンを受けれられるようになる基礎を育てます。
教材が手元にない場合は、気軽に「旗揚げゲーム」をしてみましょう。
(参照元:Kei0818|pinterest)
準備段階では3歳の子供の集中力が続かないので、気がついたときにするのがおすすめです。
鍵盤に指を置く形を覚えるのは、実際のピアノを使う必要はなく、テーブルや机などでも構いません。初めからピアノを習わせようと気負うのではく、音楽が身近で、楽しいことであるという体験を積み重ねさせましょう。
基礎練習1:読譜練習
3歳だとまだひらがなが読めない子供も多くいます。しかし、音符を読むのにひらがなが読めなくても構いません。繰り返し練習することで、音符の位置と音を覚えて、譜面が読めるようになります。
木村さんはピアノを弾きながら譜面を読むためには、次のような読譜練習レベルが必要だと述べています。
同じように楽譜はどれも全部似ていますが、五線の数を数えずに読めなくてはなりません。えっと下から2番目の線の上だからソだな、ではダメなのです。
ファとソが全く違う文字に見えるまで練習が必要です。
(引用元:3歳からピアノを始めた娘が半年間でやったことまとめ・2【音楽教育】|木村聡子のだらだらぶろぐ)
つまり、譜を読んで音を出す反応速度を早くする練習が必要だということです。ゲーム感覚で楽しみながら教えていきましょう。
初歩の読譜練習
表に音符、裏面にひらがなの階名が書いてあるカードです。ひらがなを読める子供は裏面で確認しながら学び始めることができます。親御さんが読譜練習に付き添う際は、音符を読ませてから、実際にピアノで音を出してみましょう。
読譜練習のステップアップ
譜線にマグネットを音符に見立てて、置くことができるボードです。カードよりも多くの音符を並べることができます。また、ドレミの階名を親御さんが言い、子供が音を当ててマグネットを置く練習をするのもいいでしょう。
基礎練習2:リズム練習
リズムは音楽のメリハリが大切です。木村さんは、ピアノにおけるリズム練習の難しさを次のように表現しています。
ピアノの場合は右手と左手が違う動きをするので、歌よりもずっと深刻。
前提となる拍子感覚がないと音楽が成立しません。
リズム稽古は音符を読むのと同時に進めて体に叩き込む必要があります。
(引用元:3歳からピアノを始めた娘が半年間でやったことまとめ・2【音楽教育】|木村聡子のだらだらぶろぐ)
リズムがとれなければ音楽が成立しませんが、ピアノで音を奏でる場合は左手、右手でそれぞれリズムをとる必要があります。そこで3歳の子供がリズムを学ぶのに役立つのが次の教本です。
シンプルで分かりやすいのが人気のリズム練習の教本です。音の高さのない楽譜がたくさん収録されており、手拍子で譜面を演奏することでリズムを認識することができます。体系的にリズムを学ぶことができるので、初歩から身につけるのに役立ちます。