「算数が苦手……」という子供は少なくありません。算数は小学校以降も必ずついて回る重要な科目です。好き嫌いや得手不得手が明確になりやすい教科でもあり、「何が分からないのか分からない」といった状況に陥ってしまうことすらあります。ただし、その分他の教科よりも学習した分の成果はハッキリと分かる科目でもあります。
今回は小学校6年生の学習する算数についてまとめました。つまずかないようにする対策も併せてご紹介しますので、ぜひ算数が苦手科目になってしまう前に、参考にしてください。
もくじ
小6の問題について分野ごとに紹介!
小学校6年生はどんな算数の問題に取り組んでいるのでしょうか? ここでは分野ごとに問題をご紹介します。
分数のかけ算やわり算
この単元では、分数のさまざまな計算方法を学びます。
- 分数をかける計算の意味
- 分数のかけ算のルール
- 逆数
- わり算をかけ算にするやり方
など、分数ならではの計算方法がポイントになります。
分数の計算方法に関してはこちらの記事が詳しいので、ぜひご覧になってみてください。
文字と式
数式の中にXやYを利用した計算式を学びます。ほとんどの問題が文章題形式になっており、実際に数式を解くというよりは、数式を組み立てられるかどうかが重要になってきます。
図形の拡大縮小や対称性
図形に関する文章題が増える単元です。
- 拡大図と縮図
- 縮図の利用(縮尺)
- 線対称
- 点対称
- 対象の中心・対象の軸
などそれぞれの定義をきちんと理解すること、その上で文章題を解くことがポイントになります。
図形を理解するには空間認識能力を鍛えることが重要です。こちらの記事で鍛え方に関して詳しく記載されていますので、参考にしてみてください。
速さ
公式を利用し、それぞれの値を求めます。
- 速さを求める
- 道のりを求める
- 時間を求める
方程式にどの値を入れ込むのか、しっかりとした基礎知識がないと文章題などは解けなくなってしまいます。
比例と反比例
XやYを利用し、グラフや表などから値を求めることを学びます。
- 比例とは
- 反比例とは
実際にグラフや表に書き込む、式を作るなどの問題が出題されます。
円の面積や立体の体積
円の面積・立体の体積の公式を覚え、応用問題にも取り組んでいきます。
- 円の面積(面積を求める公式)
- 底面積
- 角柱の体積(体積を求める公式)
- 円柱の体積
覚えなければいけない公式が多く出てくるため、数値や求め方をきちんと理解していないと、全く異なる答えを導き出してしまうことになります。
図形のおよその大きさ
きっちりとした形のものではなく、長方形に当てはめる・円を当てはめるなどしておおよその面積や体積を求めることを学びます。
- およその面積
- およその体積
- リットルやミリリットル、平方センチメートルの関係
およその数値を求めるため、『約〇〇』という答え方が登場します。さまざまな答えの単位があるため、注意が必要です。
量の単位
さまざまな単位を別の単位に置き換えるとどのように変化するのかを学びます。
- 単位の間の関係
- 長さと面積・体積
- 重さと体積
1メートル=100センチのように、単位の変化を理解しなくてはいけません。