高校生の読書感想文におすすめの本
君の膵臓を食べたい
内容
高校生の僕が、余命がいくばくもないクラスメートの桜良の文庫本「共病文庫」を拾うところから物語は始まります。2人の複雑な関係や心の変化が美しく描かれています。
おすすめポイント
主人公が高校生ということもあり、感情移入しやすくおすすめです。映画化もされた人気作品で、命や人生の中で大切なことなどがテーマということもあり読書感想文もとても書きやすい1冊でしょう。
夜のピクニック
内容
全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通す、高校生活最後のイベント「歩行祭」。甲田貴子は三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために歩行祭に参加します。
おすすめポイント
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。文章の表現力が素晴らしく、ストーリーに入り込み、軽やかに読み進めることができます。高校生が共感できるようなストーリーがおすすめのポイントです。
羊と鋼の森
内容
高校生の時、ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた主人公の外村が、調律師として成長していく姿を描いた物語。
おすすめポイント
これから進路を決めてそれぞれの道を歩んでいく高校生なら、共感できる部分が多いのではないでしょうか。自分が夢中になっていることや、これからの自分の進路について交えながら読書感想文を書くことができます。
昭和16年夏の敗戦
内容
太平洋戦争直前、総力戦研究所は戦争のシミュレーションをおこないましたが、そのシミュレーションはほとんど実際の結果通りでした。戦争に勝てる見込みがあまりないという検証結果が出たのにも関わらず、なぜ日本は開戦に踏み切ったのでしょうか。
おすすめポイント
開戦直前に敗戦の予想がされたにも関わらず、なぜ十分な対策を練らないまま戦争を始めたのか。歴史を再認識させるに留まらず、「意思決定」の大切さを問います。
シェイプオブウォーター
内容
孤児院で育ったイライザは生まれつき話すことができません。彼女は政府の極秘施設で清掃の仕事をしているときにある“何か”を発見し、心奪われてその”何か”に こっそりと会いに行くようになります。彼とのコミュニケーションに言葉は必要ありませんでした。しかしその彼がのちに国家の実験の犠牲になると知ります。
おすすめポイント
映画と小説の2つのメディアでリリースされたシェイプオブウォーター。切ない独自の世界観に引き込まれること間違いなしです。