過干渉でなくなるためにはどうしたらいい?
必ず守らなければいけないことを区別する
社会や人間関係においては、必ず守らなければいけないことや、気をつけなければいけないことが存在します。例えば、「道路に飛び出さない」「危ないところにはいかない」「他人をむやみに傷つけない」などです。
一方で、自分で考え、決めることができることも存在します。「今日はどんな服を着るか」「どんな仕事にするか」「誰と何をして遊ぶのか」などが挙げられます。
守らなければいけないことや気をつけなければいけないことを、子供が間違えてしてしまったときには、子供の安全や成長のために、しつけとして注意するのはいいことでしょう。その代わり、子供の安全に影響がなく、周囲に対して迷惑をかけるものでないのなら、子供の気持ちを尊重して、子供が考えて判断できるようにしてあげましょう。
親子の中で対話しながらルール作りをしていくことは大切です。
その方法の1つとして「民主型子育て」をこちらの記事で紹介しています。
子供が将来自立することを想像する
子供はいずれ成長し、親元を離れて自立していきます。子供時代よりも多種多様な人と出会い、さまざまな経験をしていく中で、子供たちは自分で考えて行動していかなければいけません。そんなとき、自分で考えることができない大人になっていたらどうでしょうか。本当に困るのは、大切な子供本人です。
子供の言動につい注意しすぎてしまいそうになったり、子供が考えている最中に親が決めてしまいそうになったりしたときは、将来子供が自分で考えて行動できる大人になるためには、今は親が手を出すべき時なのかどうかを一度立ち止まって考えてみるといいでしょう。
自失した子供に成長するには、子育てにおけるエンパワーメントが大切です。
自分自身で考え行動する大人になるために実践できること、エンパワーメントのメリット、デメリットをこちらの記事で紹介しています。
まとめ
どこからが過干渉なのかどうか、普段一生懸命子育てに励んでいる親御さんも悩むことでしょう。大切な我が子が失敗しないように干渉したくなる場面もあるでしょう。
子供は失敗も含めて自分の経験から多くのことを学んで成長していきます。ぜひ、子供の気持ちにしっかりを耳を傾けながら、いざ子供が助けを求めたときに手を差し伸べられるような距離感を保ち、見守ってあげてください。
参考
佐々木正美先生に聞く 過保護と過干渉|子育て協会
【過保護な親】アナタは大丈夫?特徴と言動をチェック!|マーミー
親の過干渉を特徴・言動でチェック!いつの間にか毒親に!|マーミー
「過干渉育児」の恐ろしい弊害 子育ては根気が一番 | 先回りし過ぎ? これからは「カーリング→見守り」育児 | 日経DUAL
これって“過干渉”?良かれと思って子どもを潰してしまう「子育てNGあるある」|ハピママ
過保護よりヤバい過干渉な親…危険ゾーンはどこから!?|CHANTO