過干渉な親の特徴とは?子供への影響や解決法についても解説 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

親の過干渉が子供に与える影響

親が過干渉になってしまうと、子供にはどのような影響があるのでしょうか。

子供の主体性を損なってしまう

親が過干渉になってしまうときは、親が子供の気持ちを無視し、子供が望んでいないことを行ってしまう状態です。そのため、子供は一番身近な存在である家族から自分の気持ちを尊重されず、自分の気持ちを聞いてもらえない状態が続いてしまいます。

すると、次第に自分の気持ちや考えよりも親の気持ちや考えを優先するようになり、聞いてもらえないならと自分の気持ちを表現しなくなっていきます。幼少期のこのような経験により、子供が成長した後も自分の意見を持てなくなっていたり、他の人の意見にただ同調しかしないようになります。結果、子供の自主性をはぐくむことを阻む要因になってしまうのです。

過干渉になることを防ぐ以外にも、主体性を高めるために必要なことを、こちらの記事で紹介しています。

主体性の高い人・低い人の具体例も紹介しています。

子供の主体性を高めるために必要な4つのこと

子供が自信を失ってしまう

過干渉の親の特徴として、子供に禁止するような発言や命令口調が多くなる傾向があることをご紹介しました。幼い頃から、自分の言葉や考えを聞き入れてもらえずに、大人から否定され続けたら、どのような気持ちになるでしょうか。子供は、自分の考えや言動を否定され続け、自分に自信が持てなくなります。

また、親が過干渉になってしまうときに、「この子は何もできない」と考えてしまっている場合には、子供たちは親のその考えを直に受け続けることになります。過干渉な状態は、何もできないと言われ続けているのと同様に、子供が人間として自立していくのを妨げてしまう可能性もあります。

子供が自信をつけるためにも、自己肯定感を高めてあげることが大切です。

自己肯定感を高める具体的な方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

自己肯定感が高い・低いってどういう意味?

親の価値観が強く連鎖してしまう

幼い子供であればあるほど、親は子供にとって絶対的な存在となりやすいでしょう。

親が命令口調や禁止の言葉ばかりで話すと子供は自分以外の人にも同様に接するようになりますし、「あの子とは遊んではいけない」というとそれが誤りだとしても、子供は一緒に遊ばなくなるでしょう。幼少期に触れた親の考え方や言動は、良いものも悪いものも全てが、子供に大きな影響を与えてしまうものです。