会話文の書き方
会話文を書くとき
かぎかっこ(「」)を使って書きましょう。
会話文の書き始め
原則として行を変えます。始めカギカッコ(「)は、1つのマス目に書きます。
会話文の様に文章を書く際には改行をする場面があります。
いくつかの改行についての例を、こちらの記事で紹介しています。
会話文の後に続く文
原則として行を変えて書きます。
・その文が段落の変わり目のとき→上を1マス空けて書き始める。
・その分が段落の変わり目ではないとき→上を1マス空けずに書き始める。
会話文が2行以上になる場合
2行目の上のマスは1マス空けても、空けなくても、どちらでも構いません。
会話文だけが続く場合
前後の文章はそれぞれ別の行に書きます。
(引用元:原稿用紙の使い方|Z会作文クラブ)
カギカッコの使い方
カギカッコの種類
カギカッコには、カギカッコ(「」)と二重カギ(『』)の2種類があります。それぞれを使うタイミングは次のとおりです。
カギカッコ(「」)
・会話文を書くとき
・語句や文の引用するとき
・語句の意味を限定するとき
・語句や文章を強調するとき
二重カギ(『』)
・カギカッコの文章のなかで、さらにカギカッコを使いたいとき
・書名などを表すとき
カギカッコと句点を使うとき
会話文の場合は、終わりの句点(。)と閉じカギカッコは、同じマス目に書いて1マスにまとめます。それ以外は、閉じカギカッコの内側に句点は不要です。
会話文以外でカギカッコを使うとき
カギカッコは会話文以外でも、語句や文章を強調するときなどに使われます。その場合は、会話文のように改行せず、そのまま続けて書いて構いません。
また、閉じカギカッコと一緒に句点をつける必要も、閉じカギカッコの後で改行する必要もありません。
?(疑問符)や!(感嘆符)の書き方
?(疑問符)や!(感嘆符)を書いたら、次の1マスは空けましょう。ただし、閉じカギカッコと一緒に使用する場合は、次の1マスを空ける必要はありません。
また、?(疑問符)や!(感嘆符)は、論文では原則として使用しません。
…(三点リーダー)や-(ダッシュ)の書き方
…(三点リーダー)
1マスに・を3つ書き、2マス続けて書きます。
―(ダッシュ)
2マス続けて書きます。
…(三点リーダー)や-(ダッシュ)を文末1マスに書く場合
1マスにまとめるか、欄外に続けて書きます。
数字の書き方
縦書きの場合
原則、漢数字で書きます。ただし、2019年などの字数の多い数字を書く場合は、算用数字で1マスに2文字書くことがあります。その場合は数字を寝かせて書き、見やすくしましょう。
横書きの場合
原則、1マスに2文字の数字を書きます。
作文での数字の書き方についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
英字の書き方
原則として大文字は1マスに1文字、小文字は1マスに2文字を横書きで書きます。ただし、略称などで大文字が続く場合は、縦書きで1マスに1文字ずつ書くようにしましょう。
引用文の書き方
引用文は、引用したい文章をカギカッコ(「」)を使って書きます。また「」をつけた場合は、1マス下げずに書き始めます。また、小論文などでは「」を使わずに、1~2マス下げて書くこともあります。
短い引用文や会話のみを挿入する場合
改行せずに挿入する
長い引用文を挿入する場合
改行して挿入する