モンスターペアレントが生まれる背景とは?事例や注意点を紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

モンスターペアレントにならないために意識したいこと

モンスターペアレントにならないために意識したいこと
親がモンスターペアレントにならないために意識したい点について紹介します。過度な要求は、前述のとおり、個人的見解や冷静な判断状態でなかった場合に起こることが考えられます。

まずは第三者に意見を聞いてみる

もし不満があった場合は、いきなり学校などに要求をするのではなく、その前に夫や妻、家族や親戚、ママ友など、第三者にも意見を聞いてみましょう。客観的立場からのアドバイスをもらうことで、再度冷静に考え直すことができ、学校に理不尽なクレームをつけることもなくなります。

もしも第三者が共感してくれた場合には自分の考えに自信が持つことができ、冷静なコミュニケーションによってあらためて学校側に提案できるかもしれません。感情をおさえきれない状態では円滑に話し合いをすることができないので、疑問に思ったことは誰かに相談してから対策を立てるようにしましょう。

第三者に意見を聞く場合にはPTA総会にさんかするなどして、ママ友などとの接点をもってみてはいかがでしょうか。
PTA総会の内容やや参加のメリットなどを下記記事にてご紹介しています。

PTA総会って何をするの?参加するメリットや注意点を解説!

子供との距離を保つ

子供の年齢にもよりますが、まずは子供自身が何を考えているのか、子供の気持ちについてじっくりと考える必要があります。四六時中一緒にいて指示をしてしまうと、その延長として学校側に要求を過度に伝えることにつながりかねません。

子供がある程度の年齢になったら、子供が自立心を持てるように、子供と距離を置くようにしてみましょう。親子でもプライバシーを尊重し合うことを意識し、お互いが納得できるルール設定などをすることが大切です。

子供自身の考えを尊重することで主体性のある子供に育つこともあります。
子供の主体性を高めるために親が出ることや主体性が高い人・低い人の特徴を下記記事で紹介しています。

子供の主体性を高めるために必要な4つのこと

自分の子供の話だけを鵜呑みにしない

子供から学校の話を聞かされたときは、子供の気持ちに共感しつつも、「相手にも言い分があるのではないか」という意識を持つことが大切です。まずは子供の話を全部聞き、「相手はどう思っていたのかな?」「何か(怒られる)心当たりはある?」など、しっかりと全体像を把握するように努めましょう。

子供の話を鵜呑みにしなければ、一方的なクレーマーになることはなくなります。モンスターペアレントにならないためには、客観的な視点を持つことを意識する必要があります。

さらに、子供との対話をとして子供自身が喧嘩から学びを得ることができます。
相手の気持ちや、共感することを知ることができるのです。
子供の喧嘩を親と一緒に学びに変えていく方法をこちらで紹介しています。

子どもの喧嘩を学びに変える3ステップ!親の介入が子供に与える影響