モンスターペアレントと遭遇したときの対応・対策
ここからは実際に、モンスターペアレントと遭遇したときの対応方法などをご紹介します。
話し合いは複数人で行う
まず、モンスターペアレントが苦情などを言ってきたときには、できるだけ複数人で対応するようにしましょう。
複数人で対応することで、相手が攻撃的な態度に出てきても対応しやすいです。また自分自身も第三者がいることで冷静に対応することができるでしょう。
保護者同士のトラブル場合、話し合いはどちらかの家で行いがちですが、こうした話し合いは当人同士だとトラブルが悪化する恐れがあります。
そのため、できるだけ人目のある場所を選ぶか、第三者の同席を求めるなどして複数人で行うようにしましょう。
記録を録る
また、話し合いの際には記録を取ることも大切です。記録には、話し合いの日時や場所、同席者、内容などをできるだけ詳細に記録しておくようにしましょう。記録を録っておくことで、話し合いがこじれて訴えられるような事態になった場合にも証拠として有効です。
このような記録の作業は、話し合いの最初に了承を取るか、もしくは、話し合いが終わってから取るようにすると良いでしょう。
適切な謝罪の仕方
モンスターペアレントに対して適切な謝罪の仕方とは「相手の思い込みを増長させない謝罪」です。そのため、モンスターペアレントが怒っているからといってどんなことでも謝ってはいけません。問題の事実が把握できていない場合には「確認してからまた連絡します」という対応を取るなどして、何に対しても謝らないようにしましょう。
どんなことに対しても謝ってしまうと、相手はますます「自分が正しい」と思い込み、問題が泥沼化してしまう恐れもあるでしょう。そのため、自分や自分の子どもが悪いと思ったところのみ謝るようにしましょう。
モンスターペアレントは身近な問題である
学校側に過度な要求をしたり、理不尽な行動をしてしまうモンスターペアレントですが、その原因は、親自身の境遇や子供を大切に思うが故の個人的見解が関係しています。モンスターペアレントと普通の親は紙一重な場合もあるので、まずは第三者に相談したり、客観的な視点を持つことを心がけてみましょう。
参考
モンスターペアレント実態赤裸々 無理難題と理不尽全18例掲載|ライブドアニュース
【関西の議論】異常な土下座要求にNO!「モンスターペアレント」の〝とんでもクレーム〟 弁護士の大ヒット対処マニュアルは万能か|産経WEST
普通の親が「モンスター認定」される背景事情 | 子どもを本当に幸せにする「親の力」|東洋経済オンライン