高専の偏差値はどれくらい?
高専の偏差値は各高専や学科によって異なりますが、だいたい偏差値60前後です。偏差値の平均は50なので、高専の偏差値は普通よりも高いと言えるでしょう。そのため、高専に入学するにはある程度しっかり対策する必要があります。
高専の偏差値についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
高専の学費は?
高専の学費の相場は以下のとおりです。このほかに教科書代などの諸経費や、寮に入る場合は別途、寮費や食費も加算されます。寮費としては年間60~70万円ほどになるので、5年間寮に入った場合はプラスで300〜350万円ほど見積もっておいた方が良いでしょう。
入学料 | 84,600円 |
授業料 | 234,600円(年額) |
5年間合計 | 1,257,600円 |
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公立高校の学費は3年間で約45万円、私立高校の学費は3年間で約104万円と言われています。これだけ見ると高専の学費は少し高く感じるかもしれませんが、高専4,5年(大学1,2年)の学費も入っていることや、専門の工学機器を使って講義を受けられることを考えると、5年間で約126万円という金額は安価な方ではないでしょうか。
入学料・授業料免除に関して
「子供を高専に入学させたいけど、お金にそこまで余裕があるわけではない……」という家庭のために、高専では入学料や授業料の免除にも対応しています。例えば、東京工業高等専門学校では、以下のように制度について案内されています。
学資を負担する保護者の経済的な事情や、保護者が申請前の一定期間内に亡くなったり風水害等の災害を受けて、入学料や授業料の納付が非常に困難な場合は、それらの支払いを免除したり、減額、あるいはその徴収を一定期間猶予する等の制度があります。ただし、入学金や授業料の免除等に関しては、申請する学生が一定以上の成績を修めていることが条件となります。
(引用元:高専Q&A|東京工業高等専門学校)
以下の2点が満たされる場合、免除を受けることが可能です。
- 家庭の経済的な事情
- 学生の一定以上の成績
成績に関しては本人の努力次第ですが、経済的な事情がある場合は、志望する高専の窓口に相談してみるのも良いでしょう。
奨学金制度もあるの?
各校の入学金・授業料免除以外にも、利用できる奨学金制度はあります。『独立行政法人日本学生支援機構』の奨学金では、無利息で借りられる第一種奨学金、年3%を上限とする利息つきの第二種奨学があります。
家庭の経済状況や学生の成績によって、どちらの奨学金を借りることができるか変わってくるので、奨学金を必要とする方は独立行政法人日本学生支援機構で確認すると良いでしょう。
「奨学金がどのような仕組みかわからない」という方は、こちらの記事で奨学金についてざっくり知ることができます。