フリースクール6つのタイプ
フリースクールの運営タイプには様々なものがあります。もし選べる状況にあるのであれば、子供の状況などに合わせてタイプを検討してみるのも良いかもしれません。そこで、日本にあるフリースクールの代表的な6つのタイプについてご紹介します。
子供の居場所
子供たちが安心して通ったり、そこにいることができる場所として機能することが1番の目的となっているタイプです。活動内容は様々で、学校のように学習に重点を置いて取り組んでいたり、社会に出た時に必要とされる知識や技術を身につけることに重きを置いていたりというスクールもあります。
学校へ復帰が目標
フリースクールへ来る前に通っていた学校への復学が1番の目的となっているスクールです。フリースクールへ通う子供の中には当然、以前通っていた学校へ戻りたい希望を持っている子もいます。そういった子たちがスムーズに学校へ戻れるよう、勉強も学校の授業に合わせた進み具合や内容で行われます。
また各学校の最終学年で卒業を控えている子供の場合には、その後の進路の指導など、学校を出た後のサポートも実施されています。
専門家がサポートしてくれる
通常の学校の勉強の進め方ではなかなかついていくことができない発達障害や学習障害を持っている子供たちに対して、障害の専門家がついてサポートをしてくれるタイプのフリースクールもあります。
その子の状況に合わせて学習計画を立てて支援を行ってくれたり、学校を出て社会の中で生きていくためのスキルを身につけるための練習なども行ってくれます。
医療機関がサポートしてくれる
心や体に何らかの病気や疾患を持っている子供が安心して通えるスクールです。医療機関と連携を図り、子供の持っている症状に合わせて、スタッフが適切に対応・援助ができるようなシステムを構築しています。
自宅を訪問してくれる
学校どころかフリースクールへも通えず、ひきこもったり不登校の状態が長引いた子供に対して、スクールのスタッフが自宅を訪問してくれるのです。
自宅でスタッフと一緒に勉強を行ったり、一緒に作業をしたりしてコミュニケーションを取る時間を設けることで、徐々にフリースクールや学校への通学したいという気持ちを高めていきます。
他の子と共同生活
自分だけではなく、他の子供たちと一緒に生活をしながらスタッフが支援をしていくタイプのスクールです。
ひきこもったり不登校から抜け出す最初の一歩として、規則正しい生活習慣を教えてくれるところもあれば、個々人の自主性を重んじながら共同生活を送るタイプのスクールもあるなど様々です。