お父さんとお母さんが怖い……夫婦喧嘩が子供に与える影響とは? ( 2 )

両親が喧嘩!そのとき子供は

両親が夫婦げんかをしているところを見たら、子供はどのような反応を示すのでしょうか。また、どのようなことを感じるのでしょうか。それぞれについてご紹介します。

夫婦喧嘩を見た子供の反応

けんかの頻度や程度、子供の年齢によってその反応は変わるでしょう。不安そうな表情をしたり、泣いたり、けんかが落ち着くまで隠れたりします。ほかにも、見て見ぬふりをするなどさまざまな反応を示します。

最初のころは泣いていたのが、何度か経験することで黙って見ているようになる子供もいます。時間が経つにつれて、子供が反応しなくなってしまったら注意が必要です。

子供の反応によってはストレスを感じていないように見えるかもしれません。
しかし、直接的な反応以外にも何かしらのストレスサインを出していることがあります。
詳細なストレスサインは下記記事で紹介しています。

子供のストレスは何が原因?ストレスサインをチェックしよう

夫婦喧嘩を見た子供の気持ち

夫婦げんかをしているときの両親の態度は、普段の子供への接し方と異なる可能性があります。子供からは親がいつもと違って見え、不安を覚えます。

暴言を吐いたり、暴力を振るったりする様子を見ると恐怖を感じるでしょう。心が不安定になることで、家庭の中でも不安な気持ちで過ごす時間が増えてしまいます。

また、子供の教育についてけんかをする夫婦もいるでしょう。けんかの内容まではよく分からなくても、自分の名前が挙げられていることは分かります。けんかの内容に自分の名前が含まれていれば、両親のけんかが自分に関連することなのかと自責の念にかられてしまう可能性もあります。もっと良い子を演じようとするあまり、強いストレスを抱えてしまう子供もいるかもしれません。

夫婦喧嘩は子供にどんな悪影響を与える?

夫婦喧嘩は子供の脳に悪影響を与える可能性があります。
直接子供に対して伝えた言葉ではなくても、子供が夫婦間の暴言の様子を目にするだけで悪影響がでる可能性があるのです。
夫婦喧嘩の瞬間だけでなく、その後の対人関係や言葉遣いなどにも悪影響がでることがあります。

感情がコントロールしづらくなる

夫婦喧嘩が子供に与える悪影響の1つとして、脳への影響が研究されています。福井大学とハーバード大学がアメリカ人を対象に脳科学の研究を行った結果から、次のような考察がされています。

日常的に夫婦の暴言に接すると、脳の海馬や扁桃体に異常を来し、怒りや不安を感じやすくなる上、視覚野の一部も萎縮。記憶力や学習能力が低下してしまうといいます。

(引用元:夫婦げんかで子どもの脳が危ない!?|NHKクローズアップ現代

暴言による両親の夫婦げんかを日々経験している子供は、脳に異常が発生し、それによってさまざまな悪影響が出てしまう可能性があるのです。

子供に現れる悪影響の1つに、感情がコントロールしづらくなってしまうという点が挙げられます。
ちょっとしたことで不安になるなど疑り深くなってしまったり、心が不安定になる可能性があるでしょう。また、小さなことにも腹を立てやすくなるなど、家庭外での人間関係に支障が出てしまう可能性があります。

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人を傷つける言葉を使ってしまう

日常的に暴言を用いた夫婦げんかを見ている子供であれば、荒い言葉に耳が慣れているでしょう。幼い子供であれば、悪い言葉であると知らないまま覚えてしまう可能性もあります。友達に対しても両親が使用していたような口調で接してしまい、そんなつもりはなくても相手を傷つけてしまうことがあるかもしれません。

人を傷つけてしまう言葉であっても、子供にとっては親が使っていた言葉。それらを耳にしながら育ったことによって、無意識のうちに言葉遣いが悪くなってしまうのです。