親子喧嘩の3つの注意点
我が子とけんかをしたときに、どのようなことに気をつけるべきでしょうか。今回は親子げんかの注意点を3つご紹介します。
言葉遣いに気をつける
往々にしてけんかは自分の意見を強く押しつける場であり、どうしても感情的になってしまうことが多いでしょう。言葉遣いがきつくなってしまったり、さらに子供の反抗を強めるような言い方をしてしまったりする可能性があります。
親子げんかで親が子供につい使ってしまいそうな言葉には以下のような例があります。
- 「前も言ったでしょう?」
- 「なんで分からないの?」
- 「なんでできないの?」
- 「どうせあなたなんか」
- 「もう信用しない」
言葉だけを見れば暴力的な表現ではありません。しかし、言われた子供にとっては、能力や考え方を否定されたように感じるかもしれません。自分はできない、期待されていないと捉え、より拗ねた考えに走ってしまう恐れがあります。
子供は親の態度や表現から多くの影響を受けます。
上記のような態度・表現は子供の自己肯定感を下げてしまうかもしれません。
子供の自己肯定感を高める具体的な方法や接し方などはこちらの記事をご参考にしていください。
昔の話をしない
子供を注意するときに、つい昔のけんかの内容を掘り返してしまいたくなることもあるでしょう。例えば、部屋の片づけをしない子供を注意するときに、「前はリビングで洋服を脱ぎっぱなしにしていた」など。
昔の話を出されてしまうと、まるで自分が毎回その行為ができていないと言われているような気分になってしまいます。きちんとしているときもあるのに、いつもできていないような言い方をされることで、「自分のことを何も分かっていない」と頭に血が上ってしまうかもしれません。
暴力を振るわない
どれだけ子供に腹を立てたとしても、暴力で解決しようとすることは控えましょう。暴力はけんかを終わらせるための1つの手段であると判断され、友達同士のけんかでも暴力を振るうようになってしまうかもしれません。
暴力による威圧でけんかを治めれば、子供はそれ以上反抗をしなくなるかもしれません。しかし、それでは言いたいことがあっても言い出せなくなってしまい、成長盛りの子供の表現を奪うことになってしまいかねません。
実際に暴力を振るってしまうケースなどを客観的に考えて整理することで、暴力を振るうことがなくなるかもしれません。
暴力を振るわないために、振るってしまった場合の対処法などを下記記事にてご紹介しています。