子供が成長し、我が子の考えを知ることができるのは嬉しいですが、場合によっては親子喧嘩が頻発してしまう家庭もあるでしょう。子供とけんかをするときは、どのようなことに気をつけるべきでしょうか? 当記事では親子喧嘩の注意点と仲直りのポイントについてご紹介します。
もくじ
親子だって喧嘩をする
愛情をかけて育てていても、子供の言うことすべてに賛成するわけにはいきません。悪いことは悪いと伝えなくてはいけませんし、すべてが自分の望んだとおりにいくわけではないということも教えていく必要があります。
親にとっては子供を思っての行動であったとしても、なかなか子供には伝わりません。子供も自分の考えが捨てきれず、つい反抗的な態度をしてしまうこともあるでしょう。
親子であっても、それぞれが1人の人間です。考え方が異なるのは当然であり、親子げんかはどんな家庭でも起こっておかしくないものです。
親子喧嘩の3大原因
親子のけんかはどのようなことが原因で起こってしまうのでしょうか? 今回はよくある親子げんかの原因を3つご紹介します。
勉強しない
勉強は宿題や課題として家庭でも行われるものです。親としては子供が机に向かう姿を見かけないと、「うちの子は勉強しているのかな?」と不安に思ってしまうこともあるでしょう。
子供の中にはなかなか勉強を始められない子や、取り組むタイミングを自分の中で決めている子もいます。子供にとって「今ではない」というときに親から勉強についてとやかく言われてしまうことで、反抗的な態度をとってしまうこともあるでしょう。
さらに解決策を詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
子供タイプ別に対処法をご紹介しています。
だらだらしている
長時間テレビを見ていたりスマートフォンを操作していたりするなど、子供がだらだらと過ごしていることに腹を立てる親もいます。
株式会社ジュピターテレコムは、2018年8月に、小学3年生~中学3年生のスマートフォンを保有している子供を持つ全国の20~59歳の男女各500名、計1,000名を対象に「小中学生のスマホ利用に関する親の意識調査2018」を行いました。
その中で「子どものスマホ利用が原因で親子喧嘩をしたことがあるか」について尋ねたところ、以下のような回答が得られました。
(参照元:J:COM調べ 子どものスマホ利用がきっかけで親子喧嘩勃発 6割が経験 中学生男子の親では7割|PR TIMES)
調査の結果から、約6割の家庭で子供のスマートフォン利用がきっかけの親子喧嘩が繰り広げられていることが分かります。
スマートフォンではゲームやSNS、動画視聴など子供にとって魅力的なコンテンツも多く利用することができます。スマートフォンの利用は楽しい時間であり、子供にとってはあっという間に感じられるかもしれません。長時間利用していることを自覚できず、それを見兼ねた親とのけんかに発展してしまう可能性もあるでしょう。
反抗的な態度をとられる
特に思春期以降は反抗期に入る子供も多く、親に反抗的な態度をとる子供も増えていきます。口答えをしたり、言葉遣いが荒くなったりするなど、日常のちょっとしたことがきっかけでけんかになってしまうこともあります。
中には「そんな気はなかったのに、つい反抗的になってしまった」という子供もいるかもしれません。しかし、自分の非をなかなか認めることができず、臨戦態勢をとってしまう子供もいるでしょう。何が引き金になってけんかが起こるかは、家庭によって、またその瞬間によって異なってきます。
親子が喧嘩をするとどうなる?
1つ屋根の下で暮らしている親子のけんかが始まってしまうと家庭内の空気も悪くなってしまいます。家族で外出する予定が中止になってしまったり、けんかに関係していない兄弟も居心地が悪くなってしまったりすることもあります。親子げんかはけんかをしている親と子供だけの問題ではありません。
夫または妻が子供と喧嘩をしていたら?
もしもパートナーである夫、または妻が子供とけんかしているのを見たら、どのように接するべきでしょうか。一方を味方につけると、もう一方を敵に回すことになってしまいます。
この場合は自分の意見で白黒つけようとせず、まずはお互いの話を聞いてあげると良いでしょう。話すことで冷静になり、相手の気持ちを考える余裕が生まれるかもしれません。下手に介入せずに調停役を演じながら、仲直りへと導いてあげましょう。