自己肯定感が高い・低いってどういう意味?

2017年6月、文部科学省は「自己肯定感を高め、自らの手で未来を切り拓く子供を育む教育の実現に向けた、学校、家庭、地域の教育力の向上」をとりまとめ、子供たちの自己肯定感の低さを改善するための環境づくりについて検討を行っています。

日本人は真面目で控えめ、謙虚な姿勢から女性の場合は「やまとなでしこ」と呼ばれています。しかし、逆説的にいえば「自分の意見を言えずに周りに同調してしまう」「自分に自信がなく、人と比べてしまう」「物事を否定的に受け取ってしまい不安や恐れを感じやすい」といった傾向が強いです。

自己肯定感が低いと、物事を否定的に受け止めやすく、周りからの評価でしか自分の存在価値を見出せなくなってしまいます。そこで今回は、自己肯定感を高めるためには一体どうすれば良いのか、パパやママは自分に自信を持てない子供とどう接すれば良いのかご紹介しましょう。

自己肯定感が低いと人はどうなる?

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そもそも自己肯定感とは、「自分は唯一無二の存在」「自分の代わりはほかにはいない」「自分は価値のある存在だ」と思える感情のこと。日本人は、欧米諸国に比べ、学力がトップレベルであるにもかかわらず、自己に対する肯定的な評価が低いと言われています。

事実、内閣府が発表した「平成26年版 子ども・若者白書 特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~」の結果を見てみても、「自分自身に満足しているか」という質問に対してYESと答えたのは、わずか45.8%。一方、アメリカやイギリス、フランスでは80%以上もの人が「自分自身に満足している」と答えているのです。

この結果から見ても、日本人の自分のあり方を前向きに評価し、認めることのできる自己肯定感が極めて低いことがわかります。自己肯定感は誰にでも備わっている感情です。子供のころから、周りの評価に振り回されることなく、ありのままの自分を認められる感情を育んでいくことで、子供の物事への積極性や問題解決能力の向上につながります。