大学受験をする決断
「日本の大学じゃない」
ーーーなんで、カナダを選んだの?
「たまたまなんですけど、高1の時と高2の時に、それぞれ1ヶ月とか2ヶ月カナダに留学してて。そこでカナダもいいんじゃないかなって思うようになったんですよね。」
ーーーその時、向こうの大学生に会ったとか?
「語学学校に行ったので、そこで日本の大学生には会いましたね。そこで「ああなるほどね、日本の大学生ってそんな感じなんだ」「勉強してないんだろうな」っていうのを彼らの話を聞きながら感じて……。」
ーーーなるほどね……。
「しかも、ずっと日本語で喋ってるんですよ、語学学校で!」
ーーー(笑) 確かに、私も高校時代にがっつり日本の大学生と関わってたら、驚いたかも。世の中なめてんなー、勉強しないのかよーって。
「多分、それこそ社会人の方から見たら、僕も「世の中をなめてる」と思われても仕方ないと思うんですけど、少なくとも甘くはないだろうなと覚悟はしてました。だから、「今まで苦労してこなかったのに、大学でも怠けたら、社会出るとき死ぬな」って思って、「一回どっか苦労しとこう」と思って海外の大学にしようとしました。」
カナダを選んだ理由
ーーーでも、アメリカではなかったんだ。
「一番は学費ですね。カナダはアメリカに比べるとまだマシなので。それでも、年間250万プラス月々の生活費がかかるので、4年間の学費で地方なら家が建つと思いますけど。」
ーーーうわ、すごいね。奨学金ももらってるの?
「最初は返済ありの奨学金をもらうつもりだったんですけど、結果的には給付の奨学金もらえています。」
ーーーでも、大学は北米に行きたいって思ってたんだね。
「ちょっと変な選び方かもしれないですけど、僕の場合、その小学校でアメリカにいた経験のおかげでアメリカ英語に慣れ親しんでいたんですよね。ただ、日本にいる間にその発音とかも忘れてしまったので、「発音を取り戻したい」っていう気持ちもあって、アメリカかカナダに行きたいって思ってました。」
ーーーなんか贅沢な理由だなあ(笑) でも、発音って面白い観点かも! ちなみに、親はカナダ留学についてはどういう反応だったの?
「「学費高いんやから、勉強しいや」っては言いますけど(笑) 行くなとは言われず、制限されたことはないです。やりたいって言ったら、お金が許す限りはやらしてくれました。本当に制約されることなく、縛り付けられることなくできていて、感謝しかないです。」
②に続く!
日本での学生生活に違和感を持ちながら、カナダの大学に進学することを決めたクボくん。
今回は、カナダ留学決断に至るまでの話を聞きましたが、次回は、実際の受験や大学での勉強は本当に大変なのか? 詳しく聞いていきます!