【2018年版】大学入試にも導入!英語4技能を測る外部検定試験 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

英語4技能を測定する外部検定試験

TOEFL iBT

日本での普及は世界に比べやや劣りますが、TOEFLの名前を聞いたことがある方は多いでしょう。一般入試でも推薦・AO入試でも、8割の大学でTOEFL iBTが利用できます。英語をどれだけ「知っているか」ではなく、「使えるか」に焦点を当てており、より実践的なコミュニケーション能力を測定することができます。テストセンターで1人1台のコンピュータが割り当てられて全セクションをコンピュータ上で受験する形式を取ります。

構成 Listenig:ヘッドセット、マウス使用(60~90分)
Speaking:ヘッドセット使用(20分)
Reading:マウス使用(60~80分)
Writing:キーボード入力による解答(50分)
英語力測定方法 Listenig:0~30
Speaking:0~30
Reading:0~30
Writing:0~30
TOEFL iBTトータルスコア:0~120
受験機会 月に3~4回、ひと月に複数回の受験が可能

TOEFLの受験方法について知りたい方はこちら↓

大学入試やビジネスシーンに採用される英語検定「TOEFL」の受験方法

TOEICL&R/TOEICS&W

TOEICは、日本でも広く利用されている、英語コミュニケーション能力を測るテストです。TOEICL&Rでは、身近な内容からビジネスまで、どれだけ英語でコミュニケーションできるかということを評価し、現在ではTOEICS&Wも同時に活用することで、能力を総合的に評価でき、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストとして、世界でも非常に多くの人が受験しています。

構成 TOEIC®Listening & Reading Test:
リスニング:マークシート方式(約45分間)
リーディング:マークシート方式(75分間)
TOEIC®Speaking & Writing Tests:
スピーキング:マイク付きイヤホンでの音声録音による解答(約20分間)
ライティング:キーボードでのタイプ入力による解答(約60分間)
英語力測定方法 TOEIC®Listening & Reading Test:

スコア:10~990点
Score Descriptors(レベル別評価)
Abilities Measured(項目別正答率)

TOEIC® Speaking & Writing Tests:
スコア:0~200点(10点刻み)
Proficiency Level Descriptors(スコアを元にした能力レベル別評価)TOEIC Speaking Test:8段階
TOEIC Writing Test:9段階

受験機会 TOEIC® Listening & Reading Test:年10回全国約80都市
TOEIC® Speaking & Writing Tests:年24回、日曜の午前・午後に1回ずつ

TOEICの受験方法についてはこちら↓

英語能力検定の定番「TOEIC」の申し込み方法や試験当日について

GTEC

GTEC(ジーテック)は、ベネッセコーポレーションとベルリッツが提供する、スコア型の英語技能検定です。授業で学んだ英語を「実際に使う」という手ごたえを感じられる出題が特徴で、テストを受けること自体が英語を使った生活体験に感じられるように工夫がなされています。英語4技能を測定できる試験としては、コンピューターベースの「GTEC CBT」が展開されています。

構成 CBT
Listening:マウスクリック形式による選択(約35分)
Speaking:マイク付きイヤホンでの音声録音による解答(約20分)
Reading:マウスクリック形式による選択(約55分)
Writing:キーボードでのタイプ入力による解答(約65分) (トータル時間:175分)Advanced/Basic:
Listening マークシート式 25分
Speaking タブレット式 約25分
Reading マークシート式 45分
Writing 自由記述式 20分(トータル時間:約115分)Core:
Listening マークシート式 18分
Speaking タブレット式 約25分
Reading マークシート式 32分
Writing 自由記述式 20分(トータル時間:約95分)
英語力測定方法 CBT:Total1400点(各技能350点)
Advanced:Total1280点(各技能320点)
Basic:Total1080点(各技能270点)
Core:Total840点(各技能210点)
受験機会 3~4ヶ月に1回程度

 

TEAP

TEAP(ティープ)とは、”英検”で有名な公益財団法人日本英語検定協会と上智大学が共同で開発し、2014年から提供されている英語能力試験で、主に高校3年生を対象に大学入試を想定して開発されました。テスト構成は日本における「大学教育レベルにふさわしい英語力」を測る上で適切な設計となっており、大学で学習・研究する際に必要なアカデミックな場面での英語運用力を正確に測定することができるのが特徴です。

構成 Reading testマークシートによる択一選択方式(70分)

Listening testマークシートによる択一選択方式(約50分)
Writing test:解答用紙への記入(70分)
Speaking test:1対1の面接方式(約10分)

英語力測定方法 スコア:4技能のスコアは項目反応理論(IRT:Item Response Theory) に基づいて標準化されたものを各技能100点満点、合計400点満点で表示。

バンド:4技能とも、CEFRによる6段階のバンドのうちA2~B2までの力を測定し、バンド表示で結果を通知。受験者の英語力が、世界的に利用されているレベル表示でどの程度に位置するのかを知る目安となる。

受験機会 年3回

IELTS

IELTS(アイエルツ)は、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼすべての高等教育機関で認められており、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けているテストです。アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類があり、アカデミック・モジュールは、受験生の英語力が、英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するもので、トレーニング・モジュールは、英語圏で学業以外の研修を考えている人、または海外へ移住申請をされる人が受験するのが一般的です。そのため大学入試ではアカデミック・モジュールが採用されます。

構成 リスニング:筆記試験(40分、解答転記時間10分含む)
リーディング:筆記試験(60分)
ライティング:筆記試験(60分)
※スピーキングテストはIELTSの世界的な規定により、筆記試験の前後6日以内に行われます。
スピーキング:面接試験(11~14分)
英語力測定方法 1.0から9.0まで0.5刻みのバンドスコア。各パートごとの英語力がバンドスコアで示される他に、総合評価としてオーバーオール・バンドスコアが与えられる。
受験機会 全国14都市、ほぼ毎週実施。全国の会場で月最大3回。