臨床検査技師になるために必要な学歴
どのような進学ルートを経て、臨床検査技師を目指すべきでしょうか。必要な学歴を得るためのルートはいくつかあります。医療系大学であれば、保健学系・医・歯・獣医・薬学部系など。3年制短期大学や専門学校であれば、厚生労働省指定の臨床検査技師養成所を卒業または見込みで受験資格が持てます。
臨床検査技師になるための学費については、大学や短大では初年度納入金は約81万～209万円、専門学校は約100万～165万円と、卒業する学校によって幅が大きいことが分かります。高卒から臨床検査技師を目指したくても、受験資格が得られないことから進学は必須です。中には、夜間大学を選び、働きながら卒業を目指す人もいます。
参考
臨床検査技師になるには | 大学・専門学校の【スタディサプリ 進路】
臨床検査技師の年収・平均給与について
実際に、臨床検査技師として働く方たちはどのくらいの年収を受け取っているのでしょうか。ここでは、臨床検査技師として活躍する方たちの声を元に、年収・平均給与をまとめました。また、年収アップが見込める昇給や昇進、キャリアアップについても触れていきます。
年収・平均給与
厚生労働省の調査によれば、平成27年の臨床検査技師の平均月収は約29万円です。年間賞与などを含めた平均年収は約437万円。2年前の平成25年よりも約18万円上回っていることが分かります。
参考
昇給・昇進・キャリアアップ
年収アップを図るためには、まず夜勤や休日は別の医療機器でアルバイトをするという意見も多く現実は厳しいようです。キャリアアップを狙うなら、一級・二級臨床検査技師や細胞検査士などの資格を取得を考えた方が良さそうです。
医療メーカーへ就職し、スペシャリストを目指すことで年収1千万円に近づくことも可能です。ただし、スペシャリストは営業能力や語学力など、検査とは別の能力が問われます。
臨床検査技師の将来性
医療現場では臨床検査技師の需要は減ることがなく、実際に働く人の声を聞いても「倒産や失業の不安はない」と言います。ただし、年収500万円以上を狙うことは厳しく、「仕事に見合っていない」と感じている人もいるようです。
最近では、女性患者のためにも、「女性を採用したい」という声が高まっています。この点に注目すると、女性も男性と肩を並べて活躍できる職業であるとも言えます。
参考
臨床検査技師が明かす仕事の本音 ～年収や給料、転職・就職の実態は？～｜honne.biz
まとめ
これからの時代は特に、がん細胞や重大ウィルスの早期発見が問われます。だからこそ、臨床検査技師が役立つ場面が増えるでしょう。働く現場も幅広く、キャリアアップを図ることも可能です。自分の子供が「臨床検査技師になりたい」と言ったときには、ぜひ、できる限りのサポートをお考えください。
参考
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