臨床検査技師になるには?平均年収やキャリアアップまで徹底解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

1日の流れ

臨床検査技師としての働き方は、救急外来がある医療施設か、一般診療のみの施設かで異なってきます。1日の流れや休み方は医師や看護師とほぼ同じく、救急外来を行う医療施設であれば当直もあります。そうではない現場であれば、朝8時ごろから夕方18時ごろまでの勤務で、土日休みであることも多いようです。

臨床検査技師のやりがい・魅力

臨床検査技師として働く人は、日々何を目標にして仕事を行っているのでしょうか。目指す人にとって重要なポイントとなる、臨床検査技師のやりがいや魅力について触れていきます。

人助けにつながる

血液検査だけでも、重大な病気が分かる時代です。臨床検査技師は、患者さんが抱えている病気を明らかにすることが可能です。患者さんの命を救うことにつながっていけば、結果的に人助けにつながります。

医療現場で働ける

「病院で働きたい」と考えたとき、医師や看護師ではなく臨床検査技師として関わることができます。病気に苦しむ人を助けたい、少しでも人の役に立ちたいと考え、臨床検査技師を目指す人も多いです。

手堅い年収が狙える

臨床検査技師の年収は、大学病院で働いた場合は新卒のころで250万円程度ですが、勤務年数5年ほどになると年収500万円以上を受け取るケースもあります。年収1千万円は厳しいですが、就職先によっては、手堅く収入を得ることが可能です。

参考

臨床検査技師の紹介 | 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

臨床検査技師の仕事に向いている人の特徴

細胞やウィルスを検査する仕事と聞くと、「人助けがしたい」といった思いだけでは難しそうに感じます。では、臨床検査技師の仕事に向いている人とは、どのような人なのでしょうか?

化学・物理が好き

顕微鏡をのぞくことが好き、また解剖や実験が好きで、科学や物理分野が得意な人に向いています。子供のころから身の回りの物に疑問を感じ、「なぜなのか?」と答えを見つけることを得意としている人には適職でしょう。

手先が器用

検査業務は、非常に細かな作業が続きます。そういった現場では、少しでも手先が器用な人の方が有利です。これに加えて、人の命につながる仕事なので、繊細な動きができる人材が求められています。

協調性がある

医療現場では、ひとりの医療チームとして働くことになります。患者さんの命を救うためには、チームの連携がとても重要。協調性を十分に発揮できる人が求められます。

根気強い人

長い間顕微鏡をのぞく必要も出てくる仕事ですから、根気は必要です。検査専門の現場であれば、ひたすら検査し、データを分析するのが仕事になります。人の命に関わるので、気の緩みやミスを起こせない仕事だと改めてイメージしておきましょう。