消防士になるには?ルートから倍率、仕事内容や年収まで紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

身体基準について

各自治体によって、身体基準に違いがあります。東京消防庁では、身長が男子160cm以上、女子が155cm以上(平成30年度 消防身体基準一覧(東京消防庁、政令指定都市〈北海道・東北・関東甲信越〉)|株式会社 実務教育出版より)と定められています。他にも体重、視力、聴力、肺活量などで基準がありますので、受験したい自治体をチェックしてみましょう。

年齢制限について

各自治体によって、消防官採用試験の試験内容や年齢制限が異なります。たとえば東京消防庁の消防官採用試験の場合、1類は22歳以上30歳未満、2類は20歳以上30歳未満、3類は18歳以上22歳未満と定められています。

参考

消防官(1類、Ⅱ類、Ⅲ類、専門系)|資格の王道

採用試験の倍率は?

採用試験の倍率は各自治体によって異なります。

東京消防庁の平成30年度職員採用選考・試験結果によると、消防官の倍率は専門系が6.4倍、1類1回目が11.2倍、2回目が25.4倍、2類が13倍、3類が17.7倍でした。倍率を見て分かるように、競争率はかなり高くなっています。

消防学校

採用試験に無事合格すると、消防の基礎を学ぶために消防学校で初認教育を受けることになります。学歴によって異なりますが、およそ6ヶ月間消防学校で学びます。この期間中は既に消防士となるため、給与が出ます。

消防学校では寮生活で過ごし、座学と実習があります。ここで法律や火災のメカニズム、消火訓練、心肺蘇生などを学びます。土日祝日は自宅へ帰ることができます。