消防士になるためのルート
では、実際に消防士になるためのルートを見てみましょう。
消防官採用試験を受けよう
消防士の試験には「筆記試験」と「体力検査」があります。出身地や住所を問わず、どの自治体の試験も受験できます。
公務員は基本的には年齢制限さえ満たしていれば、学歴や学部・学科に関係なく受験できます。一般的には大卒レベルの採用試験を受ける場合、4年制大学に進学します。短大卒レベルなら短大や専門学校で、高卒でも受験可能です。ただし基本的に大卒の方が初任給が高くなるのは知っておきましょう。
筆記試験は一般的な公務員試験と同様、さまざまな科目の問題が出題されます。体力試験では高校の体力テストのような種目が出されます。
専門系は化学、建築、法律、通信などの専門知識が問われ、高度の消防行政を担う中枢職員として専門知識を活用し、一部は幹部候補に。専門系の消防官は狭き門といわれています。
消防士になるための学校
先程確認した通り、消防士になるためには消防官採用試験に受かることが条件ですから、学歴は問われません。ただ大卒の方が初任給が良いのは確かです。
大学の中には、公務員試験対策が充実しているところがあります。2016年の「消防官採用ランキング」を見てみましょう。
1位 国士舘大 85人
2位 帝京大 58人
3位 帝京平成大47人
4位 日本大 35人
5位 京都橘大30人
東海大 30人
参考
消防官・自衛官の採用大学ランキング 日本大から“国防の頂点”を奪ったのはあの大学!
救命救急士を養成する大学もあります。消防士という目標を決めたら、こういった大学へ進学を考えてみてもいいでしょう。