国際公務員になるには?
国際公務員になるためには、外務省の国際機関人事センターが発信する情報により、募集している国際機関を調べることからスタートしなければなりません。募集から採用までのプロセスは応募方法や機関によっても異なりますが、書面審査、筆記試験、面接試験などが行われるのが一般的です。
特別な要件は示されないことが多いものですが、書類審査である程度の学歴や専門性に関するスキル、語学力などで判断されます。専門性と関連のないポストや求められる職務経験の年数に足りていないなどの理由から採用されないことがよくあります。
修士号以上の学位を取得
国際公務員になるためには修士号以上の学位を取得していること、及び2年以上の勤務経験があることが望ましいとされています。国際機関の複雑で重要な業務に従事するためには高いスキルが求められるため、採用条件にも高度な要件が含まれます。
また、採用用件だけでなく空きが少ない狭き門でもあるため、まず応募が可能かどうかを調べることが必要となります。外務省国際機関人員センターで空席情報を確認してから応募するようにしましょう。どんなに能力が高くてもポストが空いてなければ採用となることはないので注意が必要です。
英語またはフランス語で業務が遂行できるレベルの語学力が必要
国際公務員になるには、修士号以上の学位の修得、及び職務経験が2年以上あることが採用用件となりますが、その他にも国際公務員ならではのスキルが必要となります。国内でなく国際機関がある世界各地が職場となるのでコミュニケーションをとるための語学力は必須となります。
英語、またはフランス語を自由に操ることができる能力が求められます。大学で第二外国語を学んだというレベルでは、専門性の高い業務内容を遂行することはできません。専門用語や法律用語を自在に使いこなすことができないと国際的な業務をこなすことはできないでしょう。