公務員になるには?公務員の種類や給与・平均年収について解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

国家公務員になるには?

国家公務員になるには?
国家公務員には特別職と一般職があり、裁判所職員や自衛官などの特別職は各機関で採用試験を実施しています。一般職は人事院が実施する国家公務員採用試験を受験して合格しなければなりません。

国家公務員採用試験には、総合職の試験は大学院卒業者を対象とするものと大学卒業程度の者を対象とするものに分かれており、その他大卒程度、高卒程度の一般職、専門職や経験者採用試験があります。試験によっては30歳未満などの年齢制限が設けられているものもあります。試験に合格後、希望する官庁を訪問し面接試験に合格することによって採用となります。

国家公務員試験の総合職・一般職・各専門職)を受験し合格する

国家公務員になるには、高校、大学、大学院卒業後、勤務経験がないのであれば総合職、一般職、専門職の試験に合格することが条件となります。総合職は、政策の企画立案をはじめとして国家レベルの政策に関わる重要なポストであり高いスキルが求められます。

一般職は、法律や政令などの執行に関わる手続き、運用などの事務処理が主な仕事となります。幅広い業務内容に精通して活躍したり、自分の専門分野を生かしてスペシャリストとして活躍したりすることができます。専門職は外務省や法務省の専門職員、航空管制官や国税専門官など、特定の行政分野の仕事が主なものとなります。

採用候補者名簿に3年間掲載される

国家公務員採用試験に合格すると採用候補者名簿に掲載されます。民間企業の場合は面接試験などに合格し会社から内定通知をもらうことで採用がほぼ決定するものですが、公務員は採用試験に合格することと採用されることは別になります。

採用候補者名簿に合格者を登録してそのなかから採用者を決めるのが公務員の採用ルールです。総合職、大卒程度の一般職は合格発表日から3年間、高卒、社会人の一般職は1年間名簿に掲載されることになっており、その間は改めて試験を受ける必要はありません。

官庁訪問を行い、面接に採用される

国家公務員になるためには試験に合格後、自分が希望する官庁を訪問して面接試験に合格すると採用となります。官庁訪問では面接のほか、業務内容の説明もあるため官庁等に採用を希望する者にとっては重要なステップとなります。積極的に自己アピールをして認められれば任命権者から内々定を得ることができます。

官庁訪問は訪問開始日までは接触禁止期間となっており、訪問だけでなく電話やメールなどを含む個人的な接触は一切できません。各官庁などが発信する情報を得て訪問開始日、時間などを知り訪問受付を行うことになります。官庁訪問の際には学生証等の身分証明書の提示が必須となります。