建築士になるには?建築士の種類や平均年収・受験資格の仕組み - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 4

建築士の給与・平均年収はどれくらい?

ここでは、一級建築士と二級建築士の年収の違いについてご紹介します。二級建築士の上位職種として知られる一級建築士ですが、年収的にはどの程度違うのでしょうか?

一級建築士の給与・平均年収

一級建築士の平均年収は約640万円です。一級建築士は務める事業所の規模によって年収が変わってきます。従業員数の少ない中小企業よりも、従業員数1,000人を超える大企業に勤める一級建築士の方が高い給与水準となっている傾向があります。

  • 10~99人・・・591万円
  • 100~999人・・・640万円
  • 1000人以上・・・800万円

一級建築士の年収がもっとも多くなるのは45~49歳で809万円ですが、企業規模や独立の有無によって状況が大きく変わるので注意が必要です。

年功序列の大企業に勤めている場合は、年齢を重ねるごとに給与も高くなります。独立して個人事務所を持っている場合は、スキルや知名度があれば若くして高い年収を得ることも不可能ではないでしょう。

参考
建築士の給料・年収|Career Garden(キャリアガーデン)

二級建築士の給与・平均年収

二級建築士の平均年収は440~520万円です。二級建築士の場合は勤務場所によって給与に変動があるようです。

  • 大手ゼネコン・・・500万
  • 設計事務所や建築会社・・・480万
  • ハウスメーカーなど・・・470万

二級建築士は資格を取得した後に、実務経験を積み、一級建築士を取得し、より専門的な建築士として活躍することを目指す人が多いようです。データを見ると、二級建築士から一級建築士になることで、100〜200万程度の給与アップが見込めるようです。

まとめ:物づくりに携わろう

まとめ:物づくりに携わろう
子供は工作やDIYなどが好きであれば、自分が思い通りに描いた家を設計、建築してみたいという夢を持つこともあるのではないでしょうか。住宅やビル、公共施設など魅力的なデザインの建造物をみて惹かれることもあるでしょう。

建造物を設計、建築するためには国家資格である建築士の資格を取得する必要があります。建築士には、扱える建物の規模や高さなどによって一級・二級・木造の3種類の資格があり、なかでも一級建築士の資格取得は司法試験なみの難易度があると言われています。実務経験を積みながら何年もかけて資格を取得する人もいるので、すぐに受験をするのは難しいですが、興味がある子供にはどんな内容か確認するようすすめてみてはいかがでしょうか。親も子供たちの夢を追うサポートができるよう、早くから情報収集に勤めておきましょう。

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cocoiro編集部

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