地方都市と首都圏、生活環境の違い
旧帝大のキャンパスは「東京、京都、大阪、仙台、名古屋、札幌、福岡」の各地方都市に位置しています。それに対して、早慶のキャンパスは首都圏に位置しています。東大に進学した場合を除き、旧帝大に進学した場合は地方都市で4年間を過ごすことになります。
ここからは地方都市と首都圏、それぞれで生活するメリットについて解説します。地方都市で過ごす4年間、首都圏で過ごす4年間どちらが良いということはなく、自分に合った進路選択をすることが重要です。どちらが自分に合っているか考えてみましょう。
地方都市で4年間を過ごすメリット
地方都市で4年間を過ごすメリットには以下のようなことが挙げられます。
- 実家に近い大学に通える
実家が地方にある場合、東京に進学すると実家との距離が遠くなり不安になる人も多いでしょう。実家から一番近い進学すれば、休日などを利用してプチ帰省することもできます。九州に住んでいる人は九州大学、九州以外の西日本地域に住んでいる人は京都大学や大阪大学を受験することが多いようです。
- 生活費を安く抑えられる
都内だとワンルームでも家賃6万円以上の物件がほとんどです。移動も電車が多くなり、自然と生活コストも上がるでしょう。地方都市であれば家賃も交通費も安く抑えられるでしょう。
- その土地ならではの経験ができる
地元とは違う土地に住むチャンスには、進学、就職、転勤、転職などがあります。人生の中でそんなに多くないチャンスなので、この機会に一度住んでみたい土地に住むのも良いでしょう。
- 地方から日本を見ることができる
就職や進学を期に上京する人は多いですが、そうすると必然的に生活圏が東京近辺になります。東京から見た日本、地方から見た日本、両方の視点を持ちたい場合は、大学は地方、就職は首都圏という選択もおすすめです。
首都圏で4年間を過ごすメリット
首都圏で4年間を過ごすメリットには以下のようなことが挙げられます。
- 都内での生活を経験できる
高校まで地方で生活していた人にとって、東京での生活は憧れでしょう。東京で就職するか地元で就職するか判断するために、「大学は東京で」という人も少なくないようです。
- インターンシップへの参加機会が多い
首都圏と地方都市を比較すると、首都圏の方が企業数が多いです。企業数が多いということはインターンシップを募集している企業も多いということなので、それだけインターンシップへの参加チャンスが多くなります。
- 就活のとき移動が楽
首都圏に住んでいれば、自分の家から企業の面接に行くことができます。地方から東京で就活する場合は移動で時間がかかるだけでなく、交通費や宿泊費などの出費も多くかかります。
- 大学を超えた人脈を作りやすい
地方都市だと周辺に大学の数が少なく、大学内だけの人間関係で終わってしまうことも少なくありません。首都圏であれば大学の数が多いため、サークルやアルバイト、学生団体の活動、インターンシップなどの活動を通じて、大学を超えたつながりを持ちやすくなります。
学費は旧帝大の方が安い
上述した通り、私立大と公立大では学費が大きく異なり、文系の場合は約30万円、理系の場合は約70万円学費が変わります。学費を抑えて偏差値の高い大学への進学を希望している場合は、旧帝大やその他の地方国立大を志望校に設定することをおすすめします。
旧帝大への進学を検討してみよう
旧帝大への進学は「難関」と言われているだけあって簡単ではありません。ただし、旧帝大ならではのメリットも多くあり、就職も含めた将来を見据えるのであれば選択肢の1つとして考える価値はあります。準備は早くするに越したことはありません。ぜひ旧帝大への進学を検討してみてください。
参考
難関大現役合格のカギは早期スタート 学習量を確保する総合的な計画を立てよう|トーシンタイムズ2018年5月1日号
上位校の学生ほど「学歴フィルター」を実感 就活生の様々な声|livedoor NEWS
旧帝大とは?偏差値・難易度・就職・キャンパス等をまとめて紹介!|studyplus
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偏差値だけでは測れない「旧帝大」の魅力~指定国立大学編~|THE 世界大学ランキング 日本版
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