防衛医科大学校とは?気になる偏差値・倍率・難易度・学費情報まとめ - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

防衛医科大学生の身分と卒業までの学費

防衛医科大学校では、卒業後一定年数勤続することを条件に入学金や授業料などが全額免除されます。また、毎月所定の手当と年2回の期末手当が支給され、生活に必要な制服や食事などもすべて貸与・支給されるため、経済的に困窮することはまずないでしょう。

各種手当や学費無料に必要な勤続年数は在籍する学科によって異なるので、志望する学科はどのような条件になっているか確認しておきましょう。

医学科・看護学科(自衛官コース)

「医学科・看護学科(自衛官コース)」の場合は、学生の身分が「防衛省職員(特別職国家公務員)」となり、学生手当として毎月113,300円が支給されます(平成29年4月1日現在)。学費無料となる勤続年数は、医学科は9年、看護学科は6年です。

また、防衛省の病院等で受診した場合、学生本人の医療費はすべて国が負担する仕組みとなっています。さらに、学生は防衛省共済組合の組合員となるため、その給付が受けられるほか、各種の福祉制度も受けることができます。

看護学科(技官コース)

看護学科(技官コース)の学生の身分は、「特別職国家公務員(非常勤職員)」となり、非常勤職員手当として毎月約100,000円が支給されます(平成29年4月1日現在)。学費無料となる勤続年数は自衛官コースの看護学科同様6年です。入学金および授業料は無料ですが、入寮希望者は有料となっています。

参考
学生の身分・償還金|防衛医科大学校

防衛医科大学校で学べること

防衛医科大学校の教育内容について紹介します。

医学・看護学の専門知識を学ぶ

医学科学生は一般大学と同様の医学教育だけでなく、将来は幹部自衛官となるための基礎的な教育訓練を受けながら防衛医学を学んでいきます。卒業後は防衛医科大学校病院など、総合臨床医としての能力を生かしながら、臨床専門医としての技能を修得するための臨床研修を受けていきます。他大学と同様の看護学教育や医学教育に加えて、防衛省として特色のある科目を学ぶことができるのも、防衛医科大学校ならではと言えるでしょう。

実習や研修制度の充実

防衛医科大学校では、実践教育に力を入れています。医学科の生徒は、総合臨床医として必要な診療に関わる基本的な知識と技能を学ぶために、防衛医科大学校病院と自衛隊中央病院において、初任実務研修を行います。さらに、実務研修後は約2年間の部隊勤務を経験し、専攻分野に関する知識と技能を深めるために、2~4年間の初期専門研修が行われます。

4年次後半から6年次までの間、医学科では病院における臨床実習を中心とした教育が行われ、病棟実習、外来実習、手術見学、検査実習、救急処置といった実習や、総合臨床医として必要な知識と技能を実践的に習得していきます。

また、一方で看護学科は、1・2年次に病院で基礎看護学実習を行い、3年次には病院を中心に精神看護学実習、4年次には保健所等で公衆衛生看護学実習や在宅看護学実習を行います。保健師および看護師としての専門分野における必要な知識や技術をしっかりと習得できるカリキュラムとなっています。

卒業後に得られる資格

大学校というと、通常の大学とは異なり、大学の卒業資格を得られない場合もあります。しかし、防衛医科大学校の医学科および看護学科の生徒は、卒業時には学位授与機構から学士号が授与されます。また、大学院医学研究科(博士課程)に相当する医学研究科も設置されており、審査に合格した場合は博士号が授与されます。