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今や多くの人が「ゆとり世代」という言葉を一度は耳にしていることでしょう。しかし具体的にゆとり世代がどの年齢を指しているのかご存知でしょうか? 実は幅広い年齢の人々が含まれているゆとり世代。当記事では何年生まれから何年生まれまでの人をゆとり世代と言うのか、年齢や特徴、接し方などについてご紹介します。
ゆとり世代はいつからいつまで?
「ゆとり世代」は当時の教育の状況から、3つの世代に分けられます。それぞれの世代を生まれ年別に分けると、以下のようになります。
ゆとり第1世代:1987〜1989年度生まれ
ゆとり第1世代と呼ばれるのは、1987〜1989年度生まれの人々です。2019年現在では、30〜32歳になっている世代です。
ゆとり第1世代は、その多くが中学生のころに授業数が削減されるなどのゆとり教育を経験しています。また小学校低学年のころには毎月第2土曜に学校が休みとなるなど、徐々に私生活の時間が増えていった世代です。
ゆとり第2世代:1990〜1995年度生まれ
ゆとり第2世代は、1990〜1995年度生まれの人々です。2019年現在では、24〜29歳になっている世代です。
ゆとり第2世代は、年齢によってゆとり教育を受けた年数に差が出る世代です。大幅な授業数の削減や完全学校5日制の本格的な導入は2002〜2003年の間に行われています。
1990年度に生まれた人であれば、2002年には小学校6年生になっています。一方1995年に生まれた人は、2002年には小学校1年生です。1995年生まれの人々は、義務教育の多くの期間がゆとり教育の期間であったことになります。
ゆとり第3世代:1996年度〜2003年度生まれ
ゆとり第3世代は、1996〜2003年度生まれの人々です。2019年現在では、16〜23歳になっている世代です。
ゆとり第3世代とひとくくりにしてはいるものの、この世代は小学校のみがゆとり教育にあたります。なお、ゆとり教育は2011年に改定された、小学校の学習指導要領による教育が実施されるまで行われたものとされています。しかしこの学習指導要領が発表されたのは2008年です。2008年から2011年の間は、ゆとり教育から脱ゆとり教育への移行期間とされていました。
したがって、2001年度以降に生まれた人の中には「ゆとり教育」、「移行期間の教育」、「脱ゆとり教育」の3種類の教育を受けた人がいるということになります。