幼児教育のおすすめ本&代表的な教育メソッドの特徴 - cocoiro(ココイロ)

少子化が急速に進み一家庭辺りの子供の数も減っている現代では、、子供にできるだけ質の高い教育を受けさせようという親が増えています。なかでも就学前に行う幼児教育が人生を左右するという考え方もあり、幼児教育に力を入れようという社会的な動きもみえます。

そもそも幼児教育とはどのようなものなのか、世界で実践されている代表的な幼児教育のメソッドにはどのような特徴があるのか、また、幼児教育について学ぶための幼児教育書籍について解説します。

幼児教育における基本的な考え

幼児教育における基本的な考え
幼児教育では心身のバランスのとれた発達を促しながら、さまざまな遊びや体験を通して経験を重ね、多様な可能性を引き出すとともに豊かな人間性の基盤を醸成することが求められています。

幼児教育というと学力を重視した早期教育ととらえられることが多いものですが、そうではなくやる気や自主性、知的好奇心などを育むことが重視されるものです。誤解のないように、今一度幼児教育における基本的な考えについて理解しておきましょう。

子供の可能性を引き出す

子供には無限の可能性があるとよく言われます。しかし、親が良かれと思って指示していることが子供の可能性を摘んでしまうことになります。大切なのは幼い子供であっても意見を尊重して、頭ごなしに親が決めつけないことです。

幼児教育においても親は「子供に」良いと思って決めますが、そうではなく「子供が」良いと思うものを選択すべきなのです。やる気や好奇心を持って物事に取り組ませれば子供の可能性がさらに広がっていくことでしょう。

さまざまな体験をさせる

幼児教育では、子供に十分な遊びの時間を確保することが重要であると言われています。遊びは子供にとって学びであり、楽しく遊びながらさまざまなことに気づき学びます。経験、体験することが多ければ多いほど、子供の世界は広がります。

子供が豊かな体験を数多くできるようにサポートしてあげることが、親の役目であると言えるでしょう。

豊かな人間性を育てる

幼児教育では心身ともに健やかでバランスのとれた人間の基礎づくりをすることが重要です。遊びながら、体験を重ねながら子供はさまざまなことを学びます。

教育は最終的に人格形成を目指しているものであり、学力面のみ優秀であっても人間性に欠けていれば人格を備えることができません。さまざまな遊びや体験を重ねること、たくさんの子供や大人と触れ合ってコミュニケーションの基礎づくりをすることも大切なことです。