幼児教育の代表的なメソッド
就学前の幼児教育の重要性が叫ばれるようになってから、質の高い幼児教育を求める保護者が増えています。同じ幼児教育であっても種類や取組の方法などのメソッド、アプローチにはさまざまな種類があり、現代は教育方針で幼児教育を選択する時代であると言えるでしょう。
幼児教育には日本古来のものからヨーロッパで確立され世界各国で支持されているものまでさまざまなメソッドがあります。そのなかから特に有名で実践事例の多いメソッドを紹介します。
モンテッソーリ教育:子供の自主性を伸ばす
モンテッソーリ教育は、教育者モンテッソーリが子供の観察から確立した教育法であり、世界の教育界に大きな影響を与えています。集団で同じことを勉強するのではなく、自分の敏感期の出会いを求めて自由な個別活動を行うことを重視しています。
子供自ら内にある知的好奇心の発現を期待して自由な環境を与え、自主性を伸ばすことを大切にしています。
シュタイナー教育:成長過程ごとに合った教育を受けさせる
世界各国で実践されているシュタイナー教育は、7年ごとに人間の成長の節目が訪れるという考え方のもと0歳~21歳までを7年ごとに3つに分類し、それぞれの発達段階や成長過程にあった教育を受けさせることの重要性を説いています。
日本の教育のように小、中、高という区切りはなく12年間の一貫教育を基本とし、12年生まで同じ校舎で集中して1つの教科を学ぶなどのユニークな教育を実践しています。
フレーベル教育:遊びに真剣に取り組む
フレーベル教育は、ドイツの教育学者であり幼児教育の父と呼ばれている教育学者フレーベルによって創始された幼児教育です。幼児は自由な遊びを通して人間や事物の本質を体得するという教育理念をもち、子供のなかにある「神性」をいかに伸長できるかを追究しています。
幼児教育は遊びや作業をメインにすべきであると考え、その遊びに真剣に取り組むことの重要性を説いています。