中学校受験は親のサポートが欠かせません。それゆえ、中学校受験生を抱える親御さんは、子供と一緒に悩みを深めていきます。当記事では、中学受験で親御さんが読んでおきたい本を8冊ご紹介します。また子供の読解力低下が問題視される昨今、中学校受験をする子供の読解力を上げるために読むべき小説の傾向と、国語入試によく出題される小説家をご紹介します。
中学校受験生の親が読んでいる!おすすめの8冊をご紹介
中学校受験生を支える親御さんが知りたい情報を的確に教えてくれる本や、中学校受験ならではのお悩みを解決してくれる本など、中学校受験に関する本はさまざまあります。その中からよりすぐりの8冊をご紹介します。
中学校受験の【最新情報】が掲載されている月刊誌
中学校受験業界の最新情報が読める月刊誌です。子供が取り組むべき学習内容や、親御さんが準備する入試手続きや最新の受験情報などが詳しく書かれており、特に小学6年生の子供を持つ親御さんが知りたい情報が詰まっています。
他のご家庭の中学校受験勉強はどうしているのかを、聞きたくても聞けない親御さんは多いでしょう。この進学レーダーでは、中学校受験を経験した子供や親御さんの体験談が満載なので、ママ友達には遠慮してしまい聞けない親御さんがお子さんの受験勉強サポートの参考にするのにぴったりです。
納得できる中学校受験の【進学塾選び】のガイドブック
小学生にとって受験勉強とは、「ゴールまでの距離がわからないマラソン」を走っているようなもの。
そこで、現在地からゴールまでの距離と方角を知っていて、期限までの日数で毎日走るべき距離を割り出し、
ペース配分を考えてくれる「コーチ」が必要となります。それが中学受験塾の役割なのです。
(引用元:親が後悔しない、子供に失敗させない中学受験塾の選び方 (地球の歩き方BOOKS) 単行本(ソフトカバー) – 2015/12/18|Amazon)
つまり、中学校受験では「コーチ」となる進学塾選びが合格の鍵を握っていると言っても過言ではありません。そこで、本書では大手塾のカリキュラムの進捗ステップを、具体例を挙げて解説してくれます。また優れた中小塾を選択する5つのコツも紹介しているため、お子さんの性格や親御さんの教育方針に照らし合わせて、進学塾を比較検討するのに役立ちます。
中学校受験を疑似体験できる!【受験の実態】を描いた漫画本
中学校受験のシュミレーション漫画です。我が子が小学校中学年になり、中学校受験を始めるかどうか悩む親御さんが「中学校受験とはどういうものか」をイメージするのに役立ちます。
中学校受験は子供がただ勉強していれば成績が上がるというわけではありません。小学4~6年生の子供は心も体も大きく変化し、経験値が少ないがためにささいなことにも悩みながら勉強することになります。子供の性格や成長に合わせて親ができるサポートを、漫画の中で疑似体験しながら考えさせられる一冊です。
中学校受験との【向き合い方】を学べるベストセラー
中学校受験のプロ家庭教師として約20年間、多くの子供たちを見てきた安浪京子さん、通称「きょうこ先生」のお悩み解決本です。子供の成績の伸ばし方、やる気や集中力、親子関係、志望校選び、そして子供を合格に導くための親のメンタルなど、多くの受験生を持つ親御さんの悩みに的確な言葉で解決策を示してくれます。
【親のサポート】が合否を分ける!受験生を支える親の心得書
中学校受験は、高校受験や大学受験と比べて「親の受験」と言われます。それは、中学校受験が8~12歳という低年齢の時期から取り組まねばならない人生の勝負だからです。自分一人で学習方針・スケジュールなど様々なことを決めることが難しいため、親の情報収集やサポートが志望校合格に大きな影響を与えることになります。
本書では、受験情報を全く知らない人でも分かるように、志望校合格という中学校受験の最終目標をどのように成就させるかを解説しています。信念を持って子供をサポートする親にとって役立つアドバイス本です。
中学校受験生の親が陥いる【教育虐待】に警鐘を鳴らす本
中学校受験は親の受験と言われるように、「子供のサポート」を理由に勉強だけではなく日常生活にまで干渉することがあります。これは中学校受験を目指す家庭の親御さんならば誰しも経験していることですが、程度を超えた過剰な干渉をしてしまうと「教育虐待」になってしまいます。
本書では、教育熱心と教育虐待の境目や教育虐待の原因、子供と追い詰める行動をしてしまった場合の対処法などを、中学校受験経験者の体験談を紹介しながら解説してくれます。「子供のため」という建前を武器に、子供を苦しめているのではないかとお悩みの親御さんにおすすめです。
中学校受験の志望校選びにみんなが使う【学校情報】本
過去問の発行で有名な声の教育社が、ほぼ全ての学校に協力を仰いで刊行する信頼性の高い学校情報本です。学校の偏差値・学費・部活・行事などの基本情報のほかに、昼食・災害時の連絡・周辺環境・卒業後の進路・併願校など掲載されています。その圧倒的な情報量は有名で、多くの受験生が志望校や併願校選びのお共として購入しています。
大学入試改革の影響を解説する【中学受験情報リテラシー】本
2020年度に予定されていた大学入学共通テストへの英語民間試験活用は、2019年11月1日に文部科学省が延期を発表しました。しかし、大学入試改革が中止になったわけではありません。そのため、いつか来たる英語民間試験活用に備えて、中学校受験業界でも英語入試を導入するところは増えています。
参考
大学入試が改革されるということは、大学合格を目標に勉学に励む私立中高一貫校の教育も変わるということです。つまり、ひいては中学校受験にまでも影響を与えるのは明らかで、今後の改革の進展が懸念されています。
本書は大学入試改革が中学受験に与える影響を解説した一冊で、今後の中学校受験情報を正しく理解・分析・整理して判断するのに役立つことでしょう。