読み聞かせは育脳に効果的?絵本の読み聞かせが持つ5つの効果とは - cocoiro(ココイロ) - Page 2

読み聞かせをするときのポイント

子供を引きつける読み聞かせのポイント
読み聞かせは、機械的に文章を読めばいいというものではありません。子供が集中して想像力を働かせながら話に夢中になるようにするには、パパやママにもそれなりの努力が必要となります。子供の発達段階に合った興味・関心を持つような本を選ぶことが大切であり、最初の頃は飽きのこない短めのお話がいいでしょう。

子供がある程度読み聞かせに慣れてきたら、子供の好みに合わせたタイトルや作者を選ぶのもいいでしょう。どんな話でも興味、関心を持つというものではないので、読み聞かせしたときの子供の反応を見ながら読み方や本のチョイスをすることが必要です。

最初にタイトル・作者名を読む

読み聞かせを始める際には、まず物語のタイトルと作者の名前を教えてあげましょう。まだ十分に言葉が理解できなくても、話にタイトルがつけられていることを認識するようになり、徐々にタイトルを聞いただけでどんな話が展開されるのかを自分で想像した上で話を聞くことができるようになります。また、作者の名前は難しいものもありますが、外国人の名前と日本人の名前の区別ができるようになったり、自分が好きなお話の作者を覚えたりすることにもつながります。

読み聞かせの際に毎回タイトルを読んでから始めることで物語の世界に入りやすくなるとともに自分が想像で描いていたストーリーと異なる展開で話が進んだ際に、自分の言葉で感想や疑問を聞くことができるようにもなるでしょう。

反応を見ながら読む

読み聞かせを始めた段階では、話に集中できずにすぐに飽きてしまったり、自分で勝手にページをパラパラとめくって遊んだりすることもあります。子供が興味を持ちやすい動物やキャラクターの話や日常生活と関係の深い話などで興味や関心を高めるのも1つの方法です。

読み聞かせに少し慣れてきたら、読んであげながら子供の反応に注意するようにしてください。声のトーンや話すスピードが子供に合っているか、子供が興味を持って聞いてくれる話なのか、などが表情や態度を見ることで理解できるようになります。登場人物によって声色や話し方を変えると話が分かりやすく反応も良くなります。

子供の疑問や質問にはていねいに対応する

ある程度読み聞かせに慣れてくると、子供は自分の疑問や感じたことを口に出して聞いてくるようになります。「○○って何?」「○○ちゃんはどうして泣いているの?」など、分からないことが出てくるたびにパパやママにその疑問をぶつけてきます。

そんなときは、話を進めることばかりにこだわらず本に書いていないことであっても想像して子供にていねいに教えてあげましょう。「最後まで黙って聞きなさい」と言って読み続けても子供の知的好奇心は育ちません。「なぜ?」「どうして?」が延々と続くこともあるでしょうが、気長に1つずつ、ていねいに答えてあげることが大切です。