予防が一番!ニキビになりにくいスキンケアの鉄則
清潔に保つ
人間の皮膚は薄い角質層に包まれています。この角質層が肌をしっとりとした状態に保ち、病原菌や紫外線などから皮膚を守る役割を果たしています。ニキビなど肌のトラブルを防ぐためには、肌を清潔に保つ必要がありますが、同時にこの大切な角質層を傷つけないようにしなくてはなりません。
せっけんはしっかりと泡立てて、顔や体を泡で優しく包み込むように洗います。泡のクッションで汚れを浮かして取り、手やタオルが肌に直接あたらないようにしましょう。ましてや、ナイロンタオルで「ごしごし」とこするのは厳禁です。汚れを浮かせたら、せっけんが体に残らないようしっかりとすすぎましょう。
体を洗う順番も大切です。頭(髪の毛)、顔、上半身、下半身の順で、上から下へと順番に洗っていきます。上から順番に洗うことにより、シャンプーや洗顔料が体に残るのを防げます。
適度の保湿
皮膚は乾燥するとしなやかなバリア機能が失われます。皮膚を健康に保つためには、保湿が大切です。特に洗顔後やシャワー後は、何もつけずにいると、5分で洗顔前・シャワー前より肌が乾燥した状態になります。洗顔やシャワーの後は、タオルで優しくふき、すぐにローションなどで保湿しましょう。顔の乾燥する部分には、クリームなど複数の保湿剤を重ねてつけるとより効果的です。ただし、思春期ニキビの場合、油性化粧品でニキビを覆うとニキビが悪化する可能性があります。肌の状態に応じて保湿剤を使い分けましょう。
日焼け対策
日焼けすると肌は炎症を起こし、外からの刺激に対する防御能力が弱まります。健康な皮膚を保つためには、帽子やラッシュガードなど日焼け対策をきちんとしましょう。日焼け止めも有効ですが、長時間持続するタイプのものは油脂成分が多く、毛穴をふさいでしまう恐れがあります。持続時間が短いものでも肌に負担のない日焼け止めを選び、こまめに塗り直す方がよいでしょう。
食事のバランスに気をつける
食物繊維をしっかりと摂り、便秘にならないよう心がけましょう。甘いものや刺激物は控えた方がよいでしょう。皮膚の再生を促すビタミン類や、皮膚の原料となるたんぱく質を気を付けて摂取しましょう。体にいいと言われる食材でも、摂り過ぎはよくありません。大切なのは、栄養のバランスのとれた食事です。
睡眠を十分にとる
健康で美しい肌を保つには、十分な睡眠が欠かせません。皮膚の細胞分裂は、夜間深く眠っている間に成長ホルモンが分泌されることによって促されます。夜更かしをすると成長ホルモンが正常に分泌されないため、皮膚の細胞分裂が十分でなく、ターンオーバー(新陳代謝)が促されません。
人間の体内時計は24時間より少し長いため、あえて心がけていないと、就寝時間が少しずつ遅くなります。就寝時間が遅くなっても、翌朝学校や仕事へ行く時間は変わらないので、少しずつ「睡眠負債」をため込んでいくことになります。睡眠不足や不規則な生活は、生体リズムの乱れにつながるため、ニキビだけではなく万病の元となります。毎日同じ時間に眠りにつくよう心がけましょう。
まとめ
ニキビ対策に最も有効なのは、予防です。肌を清潔に保ち、保湿をし、生活習慣を整えることで、ニキビができにくい体を作りましょう。できてしまったニキビは放置せず、オロナインで治せるうちに正しく対処しましょう。それでもニキビが大きくなってしまった、または痛みを感じるほどになってしまった場合は、なるべく早く病院で診てもらいましょう。早めの対策が重要です。
参考
Tゾーン(おでこ、鼻)にできるニキビの症状と原因 | ハイチオール【エスエス製薬】
Uゾーン(顎、口周り)にできるニキビの症状と原因 | ハイチオール【エスエス製薬】
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