ニキビにオロナインは効く?ニキビの部位別・種類別対処法 - cocoiro(ココイロ) - Page 4

こんなところにもニキビ?原因は真菌(カビ)かも

ニキビは、顔だけでなく体にもできます。しかし、顔にできるニキビと体にできるニキビは、原因菌が異なることが多く、治療法も異なります。思春期ニキビの原因は主にアクネ菌という細菌の一種に感染して起こります。それに対し、体にできるニキビは「毛のう炎」という別の皮膚病で、黄色ブドウ球菌という細菌やマラセチアという真菌、つまりカビの一種が原因です。

黄色ブドウ球菌やマラセチアはどこにでもいる常在菌です。いくら清潔にしていても、乾燥や紫外線、ストレスや睡眠不足などで皮膚の免疫が下がると、皮膚に入り込んで感染することがあります。しっかり洗顔して清潔に保っていれば自然に治ることも多いニキビと違い、毛のう炎は自然治癒しにくい皮膚炎です。一方で、抗真菌薬がよく効くので、オロナインや市販のニキビ薬が効かない体のニキビは、病院で診てもらいましょう。

胸ニキビ・背中ニキビ

体を圧迫する下着は避け、コットンやシルクなど肌に刺激の少ない素材の下着をつけましょう。せっけんで体の汗や汚れをきちんと落とすことが大切です。お風呂上がりにはボディーローションで保湿しましょう。夏は汗をかいたらこまめに下着を変えるのが理想的です。特にブラジャーは常に肌に密着しているため、蒸れて肌のトラブルを引き起こしやすいので、気をつけましょう。

お尻ニキビ

実はお尻も、ニキビや毛のう炎ができやすい場所です。お尻は、座っている間常に圧迫され、血行が悪くなりやすいためです。受験生やデスクワークをしている人は、1時間ごとに立って歩くなど、長時間座りっぱなしにならないようにしましょう。スキニージーンズなどお尻を圧迫するパンツなどは、長時間はかないようにしてください。また、お尻ニキビは、恥ずかしくて病院に行きづらいことも、悪化させる要因となっています。病院で正しい薬を処方してもらえばすぐに治るので、思い切って病院へ行きましょう。