暗記には反復学習が有効!記憶を定着させる効果的な勉強法とは? - cocoiro(ココイロ) - Page 2

反復学習とは?

反復学習とは、習った単語などを

  • 間隔をあけて
  • 何度も繰り返して

覚えることにより、必要な情報として脳に定着させる勉強法です。普段行っている復習がまさにそうでしょう。覚えたことを忘れないようにするため、何度も繰り返し記憶することで定着させていきます。

反復学習の効果的な方法を知ろう!具体策6選

反復学習が記憶の定着に有効であることはご紹介しましたが、反復学習を行う際にも効果的な方法があります。ここでは、具体的な勉強の仕方を6つご紹介します。

勉強する場所を変える

学校・図書館・塾・自宅……子供たちはいろんな場所で勉強をする機会がありますが、場所を変えて勉強することは非常に有効だと言われています。

勉強した場所と勉強した内容が紐づくことによって、記憶の定着率が上がると言われていますが、確かに環境を変えることで自然とモチベーションが上がったり、短時間でものすごい量の暗記ができたりした経験があるのではないでしょうか。自宅で勉強するのであれば、自分の机だけではなく、リビングなど場所を変えて勉強してみることをおすすめします。

4回で確実に記憶するスケジュール

無意識な記憶の保存期間は1ヶ月と言われています。そのため、反復学習を行うのであれば、その事柄を学習してから最低1ヶ月以内に復習をすることも重要なポイントの1つです。例えば、

  1. 学習した次の日に復習
  2. その1週間後に2回目
  3. さらに1週間後に3回目
  4. 1ヶ月以内に4回目

というふうに、1ヶ月に4回反復学習を行うことも有効と言われています。ただし、ペースや覚えられる量には個人差があります。自分に合ったペースと量を見極めて行うことが重要です。

同じテキスト・参考書を利用する

参考書や問題集などは、どうしても数が増えてしまいがちです。特になかなか成果が出ないと、より効果が高いと思われるものをいくつも購入してしまうことがありますが、これは良くありません。

1冊の参考書を繰り返し利用することで、反復学習として記憶の定着率が上がります。表現方法などが異なるいくつもの参考書を使うよりも、同じ言い回しの参考書を1冊使うほうが知識として身につきやすくなるでしょう。

読むだけではなく問題を解く

脳は、入力よりも出力を重要視します。「読む」という入力よりも、「問題を解く」といった出力の方が記憶に定着しやすいのです。読むだけではなかなか覚えられないことも、得た知識を使って問題を解くと、「必要な情報」「大切な情報」として判断されるようになります。また、これは「人に教える」などの出力にも言えることです。入れるだけではなく、出すことを怠らないようにしましょう。

アウトプット=自己採点の機会を作る

これは問題集に取り組むのと同じ目的ではありますが、例えばある一定の目標を決めてミニテストを行ったり、声に出して解答してみると良いでしょう。自分がどこまで理解できているか、どの部分が苦手なのかを知る機会にもなりますし、アウトプットすることで記憶の定着率が上がります。

苦手なものだけを繰り返す

勉強を続けていると、どうしても覚えられない、何度も間違えてしまう苦手なものが出てきます。苦手意識が付いてしまうと、どうしても克服し辛くなってしまいます。まずは、自分の苦手なものを知り、その部分を重点的に繰り返し学習しましょう。隙間時間などを使って反復学習を行うことで、少しずつ覚えていくことができます。