WISC検査を受検するには?費用は?
WISC検査は、教育センターなどの教育機関、病院、クリニックで受けることができます。教育センターでWISCを受ける場合は、小学校などの教育機関で学校の先生と連携します。この場合は、無料になります。学校で受けることができる場合もありますし、教育センターで受ける場合もあります。どちらにしても、検査器具と専門家が必要になります。
病院で受ける場合は、保険が適用されるので1,350円で受けることができます。報告書の作成は別料金になっており、病院によって異なりますので受検する病院に確認されることをおすすめします。
クリニックで受ける場合は、保険が適用されないので料金が高くなります。一般的には1万5000円~2万円程度です。お子さんが幼稚園や小学校、中学校に通学されているようでしたら、学校の先生やスクールカウンセラーの方に相談することをおすすめします。
参考
発達障害のページ|飯田橋東口内科診療内科診療所
WAIS・WISCとは?ウェクスラー式知能検査の特徴、種類、受診方法、活用方法のまとめ|LITALICO発達ナビ
WISC検査を受検するメリット
最後は、WISC検査を受検するメリットを2つご紹介します。WISC検査は、IQのラベルを付けるためのものではありません。お子さんがどんなことが得意で、どんなことが苦手なのかを知り、適切なサポートをするためのきっかけにすぎません。前向きに考えることで、受検するメリットを最大限に活用しましょう!
知能指数を正確に知ることができる
お子さんが周りの子と違うのではないかと思ったことはありませんか? どの子も違うのは当然です。それぞれ個性を持っています。知能指数はあくまで1つの指標であり、優劣を決めるものではありません。
それを大前提にできれば、知能指数を正確に知ることは、お子さんの特性を理解する1つの手掛かりになります。手掛かりがあることで、これまでは手探り状態であったことも、科学的根拠に基づいてサポートすることができる可能性が生まれます。
知能指数については、こちらの記事で詳しく解説しています。
適切な教育支援を受けるきっかけになる
WISC検査を受けることで、多くの子供が受けている教育内容が適していないと分かることがあります。検査の結果で、子供の得意・不得意が分かれば、子供に適した教育機関を選ぶことができます。
映画にもなった話題の「ギフテッド」も、WISC検査で分かることがあります。ギフテッドは先天的な要素だけでなく、育っていく環境の中で能力が伸びていきます。WISC検査は、子供の特性を知ることであり、持っている(秘めている)力を最大限発揮するきっかけになり得るものです。
ギフテッドについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
WISC検査は、子供の特性を知ることができる検査です。公的な教育機関に相談することで、無料で受けることも可能です。また、検査の結果から、子供の得意・不得意を正確に知ることができます。得意・不得意が正確に分かれば、適切なサポートや環境づくりも行えます。子供の「いま」と「みらい」が、いままでよりもその子らしくいられるように、WISC検査を検討されてみてはいかがでしょうか。
参考
WISC(知能検査)の結果でわかる、お子さんの具体的な支援の方法とは?|家庭教師のあすなろ
息子が受けたWISC検査、結果を一部公開!数字から見えてきたのは…|LITALICO発達ナビ
WISC検査について | ステラ幼児教室・個別支援塾
WISC-IV 知能検査 (ウィスク・フォー)|心理検査専門所|千葉テストセンター :
知能指数(IQ)とは?定義や知能検査の種類、知能指数の値と疾患・障害の関係は?|LITALICO発達ナビ
児童向けウェクスラー式知能検査|Wikipedia