天才ギフテッドが生まれる理由と特徴とは?子どもの才能を伸ばす教育

どの人にも天才の芽はある!ギフテッドが生まれる理由と特徴

「天才」のイメージは人それぞれですが、生まれながらにして特異的な学習能力をもつ人を「ギフテッド」と呼び、天才の定義とする人もいます。ですが、一般に優秀と評される人物とは少し違い、独特な雰囲気を持ち、学校の教室の中では劣等生の場合もあります。天から贈り物(ギフト)を授かったものと称されるギフテッドについて、その特徴はどのようなものか、なぜギフテッドが生まれるのかなどをご紹介します。

ギフテッドとは

ギフテッドの定義・由来

一般的に「ある特定分野において、他の子ども・若者よりも顕著に高い潜在能力を持っている子ども・若者」のことをギフテッドと呼びます。ですが、ギフテッドの定義は国や地域、機関によってさまざまで、現状決まった定義は存在していません。優れた潜在能力を持つギフテッドの才能をフルに開花するためには、通常の学校教育にはない支援や活動が必要と言われています。

ギフテッドという言葉は「英語のGifted(贈り物)」が由来となっています。ギフテッドが持つ高い潜在能力を神様からの贈り物と考え、生まれつき才能を授かった人のことをギフテッドと呼ぶようになりました。

ギフテッドが持つ特徴とは

ギフテッドの子どもが持つ特徴にはさまざまな説がありますが、大きな特質としては高い知能指数、過度激動(感覚の敏感さ)、身体と精神の不均衡な成長速度、の3つの柱があります。それをさらに細分化した、下記のような詳しい特徴も挙げられています。

必ずしも成績優秀者ではない

「挑戦し達成すること」に喜びを感じるので、学校の勉強についても学問の達成を目指し、それが成績に反映している場合は多いです。ですが、教科の中に挑戦したいものを見つけられないときには、そこに力を出そうとはしません。

興味対象への強い情熱がある

興味を持ったものに対して並々ならぬ熱意をもって関わろうとします。その興味は長期に渡って続くことが多く、寝ても覚めてもそのことだけを考えます。例えば将棋に興味をもっている場合は、将棋の戦略を考えることに疲れたので休憩がてら、また将棋を指す、といった具合になります。

激しい感情を表すか奥に秘めている

神経感覚の敏感さから、とても情熱的であったり些細なことで傷ついたりします。また、ストレスを感じやすいため、外に向けて怒りをぶつけることもあれば、胸の内に秘めて殻に閉じこもることもあります。

繊細な感覚を持っている

味、音、匂い、触感などについて繊細な反応をします。食べ物の好き嫌いが激しかったり、着ている服のタグが首に当たるのをひどく嫌がったりします。このような繊細な面は人との交流の中でも出てきます。叱責されたことに対して必要以上に落ち込んだり、人の嘘に気づいて、ひっそりと傷ついていたりします。

学習困難を抱えていることもある

読み書きに困難さをもっている場合や、対人関係を築くのが苦手なこともあります。

幼いときは同年代の子との付き合いに苦労をする

心や体が不均衡な速度で発達するので同年代の子供の中で浮いてしまう場合があります。また関心をもつ対象がほかの子と異なっていたり、考え方が違っていたりするので、1人で多くの時間を過ごすこともあります。

体と心の発達にばらつきがある

学習では何年も先のことがこなせるようになっていても心の成長は追いついておらず、実年齢よりも遅れる場合があります。それは身体機能の伸び方についても同じことがおこりますが、その成長を長期的にみれば、いずれかの時点でまわりの子と同じレベルにまで達することは多いです。

自分の学び方でしか学ばない

独特な思考回路を持つので、一般的な方法では学べないことが多々あります。自由な学習方法がとれる環境があってはじめて学ぶことができます。独学によって急速に力をつけていくのもこの理由からです。

正義感が強い

世界のあらゆることに疑問をもち解決しようとするので、一貫性のないことや理論的ではない感情の動きに敏感です。人はどうあるべきか、国がどうあるべきか、世界はどうあるべきかと思考をつなげていくので、社会や環境に対して強い関心を寄せることは多いです。弱い者いじめや理不尽な圧力を嫌がり、子供の内から大人に意見することもあります。

ギフテッドは生まれたときから高い能力をもっているのではなく、成長する過程でその才能を伸ばしていきます。ギフテッドやその傾向がある人には共通する特徴があり、あるときを境に飛躍的に力を伸ばしていきます。

(引用元:Qualities of the Highly Gifted(Jessica Thayerより)

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